原典:オランダ・フランダースアクレディテーション機構(NVAO)(英語)
NVAOは、2003年に開始したプログラム別アクレディテーションについて、評価の第二周期目の開始にあたり、2011年1月より新たに大学機関別のオーディット(Institutional audit)を導入、その結果に応じて評価の観点、基準量の異なるプログラム評価を実施することとなった。評価基準や手続きの簡素化を図ること、定量的な項目ではなく学習成果の観点を評価に積極的に活用し、プログラムの内容や学習成果に関する議論に教員を関与させること、教育機関の自主性を高めることなどが目的である。
新しい評価制度のもとでは、機関別オーディットにより二択判断(適格あるいは不適格)がなされ、適格の判定を受けた機関は、3つの質問項目(学習成果の目標値、プログラムと教職員の質、学習成果の達成度)にからなる簡易プログラム別アセスメント(Limited programme assessment)を受ける。一方、不適格の判定を受けた機関ならびに機関別オーディットを受けない機関は、6つの質問項目(学習成果の目標値、教育プログラム、教職員、学生支援、質保証システム、学習成果の達成度)への回答が必要な包括的プログラム別アセスメント(Extensive programme assessment)を受ける。