タグアーカイブ:職業教育/訓練
中国:教育機関と企業が現場で活躍するデジタル・AI人材を育成-中国政府による特定育成計画-
2022年10月、中国教育部を含めた国の関係部門※1は、第4次産業革命とも呼ばれる新産業の発展を背景に、企業の現場でデジタル化とAI化を担うエンジニア(原語:现场工程师 以下、「現場エンジニア」)を育成する「特定育成計画」(原語:专项培养计划。後段の概要参照)を発表した。デジタル・AI人材の需要があ … 続きを読む
オーストラリア政府が約15年ぶりに高等教育レビューの実施を発表
2022年11月、オーストラリア政府は同国の高等教育システムの持続的な改革を推進するため、「ユニバーシティ・アコード」(Australian Universities Accord)を策定すると発表した。「ユニバーシティ・アコード」は、高等教育システムの現状を様々な観点から検討の上、オーストラリアの大学を取り巻く主要な政策課題について関係者間のコンセンサスを形成し、大学への期待を明確にするものである。2008年の「ブラッドリー・レビュー」以来の大がかりな見直しとなる。 続きを読む
オランダの質保証機関が職業実践型学位プログラムの手引きを策定
オランダの外部質保証機関NVAOが、2022年11月、大学における質の高いワークベース学習(work-based learning:WBL)の開発・実施に関する手引き「A Route Map for High-Quality Work-based Learning in Higher Education」を公表した。 続きを読む
ドイツ:大学や職業教育での学修歴の認定に関する情報サイトが公開
ドイツ大学学長会議(HRK)は、2022年9月、学生の過去の大学での学修成果や、職業教育等大学以外での学び等を通じて身に付けた能力やスキルの認定に関する学生向け情報ウェブサイト“AN! Anerkennung und Anrechnung im Studium”(ドイツ語)を立ち上げた。 続きを読む
中国:職業教育法が改正
2022年5月1日に中華人民共和国職業教育法が改正・施行された。1996年の制定以来、26年ぶりの改正である。近年、世界的に技能人材の需要が高まる中、中国政府は職業教育改革を推進し、職業教育の本科課程(学士課程レベル)の設置、職業教育機関と企業の連携促進などの改革を進めてきた(本サイト2014/7/29投稿記事)。職業教育法の改正により、それらの内容が法的に位置づけられることとなった。 続きを読む
韓国: 専門技術修士課程の基本計画発表-2023年度から制度本格化へ-
韓国教育部は2022年1月27日に「2023学年度専門大学専門技術修士課程基本計画
(原文:2023학년도 전문대학 전문기술석사과정기본계획)」を発表した。これまでパイロット事業参加大学のみが認可を受けていた専門技術修士課程の設置について、2023年度より対象が専門大学全体に拡大され、専門技術修士課程の制度が本格化することとなった。 続きを読む
中国:2018年全国高等職業教育機関評価の結果公表
2018年に国務院の委託により第三者評価機関である上海市教育科学研究院が、全国合わせて1,300余りの高等職業教育機関を対象として実施した、「全国高等職業教育機関評価」の結果が発表された。 続きを読む
大学の学位ではないのにBachelorやMaster? ドイツで新たな資格名称が導入される
ドイツの職業教育の分野において新たな資格名称が使用されることになった。新たな名称は「Bachelor Professional」、「Master Professional」、また「geprüfter Berufsspezialist(certified professional specialist)」の3つである。これらの資格は職業教育における高いレベルの資格として位置づけられているものの、大学が授与する学士や修士とは別の資格である。新名称の導入は職業教育訓練法(Berufsbildungsgesetzes:BBiG)の改正により行われ、2020年1月1日から施行されている。 続きを読む
中国:国の資格枠組の構築に向けた取組が本格化
中国政府は、国家資格枠組の構築により、生涯学習型社会の実現、知識経済を支える労働力の質と国際競争力の向上、職業教育と学術教育の接続、学習の多様なパスウェイの構築、国内資格の国際的な接続などの実現を目指している。 続きを読む