タグアーカイブ:職業教育
中国:職業教育法が改正
2022年5月1日に中華人民共和国職業教育法が改正・施行された。1996年の制定以来、26年ぶりの改正である。近年、世界的に技能人材の需要が高まる中、中国政府は職業教育改革を推進し、職業教育の本科課程(学士課程レベル)の設置、職業教育機関と企業の連携促進などの改革を進めてきた(本サイト2014/7/29投稿記事)。職業教育法の改正により、それらの内容が法的に位置づけられることとなった。 続きを読む
韓国: 専門技術修士課程の基本計画発表-2023年度から制度本格化へ-
韓国教育部は2022年1月27日に「2023学年度専門大学専門技術修士課程基本計画
(原文:2023학년도 전문대학 전문기술석사과정기본계획)」を発表した。これまでパイロット事業参加大学のみが認可を受けていた専門技術修士課程の設置について、2023年度より対象が専門大学全体に拡大され、専門技術修士課程の制度が本格化することとなった。 続きを読む
大学の学位ではないのにBachelorやMaster? ドイツで新たな資格名称が導入される
ドイツの職業教育の分野において新たな資格名称が使用されることになった。新たな名称は「Bachelor Professional」、「Master Professional」、また「geprüfter Berufsspezialist(certified professional specialist)」の3つである。これらの資格は職業教育における高いレベルの資格として位置づけられているものの、大学が授与する学士や修士とは別の資格である。新名称の導入は職業教育訓練法(Berufsbildungsgesetzes:BBiG)の改正により行われ、2020年1月1日から施行されている。 続きを読む
コスパが良く就職に役立つのは職業教育と大学院教育―米で34万人規模の調査
ストラダ・エデュケーション・ネットワークは、アメリカに住む34万人に電話アンケートを行い、高等教育の費用対効果とエンプロイアビリティへの効果を調査した。2019年11月に公表された報告書によると、回答者自身の経験からアメリカの職業・技術教育と大学院教育が最も高い費用対効果とエンプロイアビリティの向上をもたらすことが明らかになった。 続きを読む
欧州:2020年以降のエラスムス+プログラムについて各国首脳が会合
2017年6月14日、エストニアで、欧州各国の首脳らによる欧州における高等教育・訓練の協力枠組み、とりわけ2020年以降のエラスムス+プログラムの今後に係る会合が開催された。 原典①https://www.eu2017.ee/news/press-releases/EU-experts-in-Tal … 続きを読む
欧州の見習い制度のための連帯(EAfA)の取組状況
欧州における職業教育訓練分野の流れ 欧州では、2002年から、コペンハーゲンプロセスを通じて職業教育訓練(VET:vocational education and training)分野の促進に取り組んでいる。 現在、2010年に合意した「ブルージュ・コミュニケ」の内容を改訂した2015-2020年 … 続きを読む