香港教育学院が香港教育大学として認可

出典:香港特別行政区政府教育局. HKIEd to acquire university title.

香港政府は、2016年1月26日、香港教育学院(Hong Kong Institute of Education:HKIEd)が大学として認可されたと発表した。今後、議会に香港教育大学条令の改正案が提出、可決される見通しで、2月19日に告示、3月2日に施行される。施行後は、香港教育大学(The Education University of Hong Kong)となる。

香港教育大学は、大学として認可されるほか、HKCAAVQによる評価(プログラム分野アクレディテーション:PAA)により適格認定を有している中国文学・英文学・環境学の3分野について、自己適格認定が与えられる。さらに、学士課程の他の分野についても、今後PAAの適格認定を獲得した際には、自己適格認定の資格が与えられることになっている。

自己適格認定を獲得した分野については、プログラム単位での評価(アクレディテーション)が免除されるといった優遇措置がとられる。

香港教育学院は、1994年に4つの教育学院と語文教育学院を統合する形で創設された。2009年には、香港行政長官により将来に向けた進展のプロセスが決定し、同学院はそれに沿って発展を推し進め、2014年には大学になるべく政府に申請を行った。審査においては、政府がUGC(University Grants Committee)に対して専門家としての意見を求め、2015年9月にUGCが構成する審査グループによって報告書が政府に提出された。

UGCは、香港の学位授与機関の約半数にあたる8機関に対して公的資金を配分しており、これら8機関はすべて大学を冠している。香港には、これら8機関を含め、計10機関が大学として認可されている。

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