タグアーカイブ:QAA
学業不正請負業者との闘い―国際ネットワーク「GAIN」が発足
2022年10月、「グローバル・アカデミック・インテグリティ・ネットワーク(Global Academic Integrity Network:GAIN)」が、アイルランド質保証資格機構(QQI)とオーストラリア高等教育質・基準機構(TEQSA)によって発足した。発足時点で、欧州・大洋州・アフリカ諸国の質保証機関を中心に17機関が加盟している。 続きを読む
イギリス:QAAが海外大学のプログラムアクレディテーションを開始
2022年7月、英国高等教育質保証機構(QAA)は、英国外の高等教育機関のプログラムを対象とする「国際プログラムアクレディテーション(International Programme Accreditation:IPA)」を開始した。
QAAは、2017年から海外の高等教育機関を対象に機関別レビュー「国際質レビュー(International Quality Review:IQR)」を実施しているが、その経験に基づき新たにプログラムレベルのアクレディテーションを提供する。 続きを読む
オンライン教育が学び方や学習成果に与えた影響は:イギリスの大学等の調査結果が公表
新型コロナウイルスの流行を背景とするオンライン教育・ハイブリッド型教育(オンラインと対面の併用)への転換が学生の学び方、学習成果、学習成果の測定・評価に与えた影響について、英国高等教育質保証機構(QAA)はイギリスの大学等を対象に調査を行い、2022年1月25日に結果を公開した。オンライン化で大きな影響を受けた学生の特徴や学習成果の測定方法の様々な変化が明らかになった。 続きを読む
225ヶ国・地域で45万人がイギリス大学の学位を目指す:ホスト国での教育の評価も始動
英国大学協会国際部によると、2019年度、日本を含む世界225か国・地域で、45万人の学生がイギリスの大学の学位取得を目指して学んだ。そうしたなか、イギリスの大学が海外協定校、オンライン教育、ブランチキャンパス等を通じて国外で提供する教育(トランスナショナル教育)を対象とした評価が2021年9月から5年計画で始まる。 続きを読む
イギリスで論文代行業を法律上禁止へ:大学等が不正を防ぐための7つの原則
2021年10月5日、イギリス政府はイングランドで論文代行業を法律で禁止する意向を明らかにした。学生から金銭を受け取り、論文の執筆を代行する業者の数は1,000を超えており、高等教育の質や学位の信頼性を脅かしている。大学等も不正防止対策を強化しており、昨年英国高等教育質保証機構(QAA)が定めた7つの原則の実践に取り組んでいる。 続きを読む
英国QAAが会員制を導入:一部ウェブ資料の閲覧やイベント参加が会員に限定
2019年8月1日より英国高等教育質保証機構(QAA)は高等教育機関が負担する各種費用の徴収方法を定額制(Subscription)から会費制(Membership)に変更した。この変更により今後会員機関のみが参加できるイベントやウェビナー等が開催されるようになるほか、一部資料へのアクセスも会員機関のみに限定されることになる。2019年9月27日現在で209機関が会員となっている。 続きを読む
質保証の海外輸出:英QAAが海外大学を対象にした新たな質保証レビューを開始
2019年11月、英国QAAは、英国外の高等教育機関を対象とする国際質レビュー(International Quality Review:IQR)を本格始動させた※1。IQRの評価は「欧州高等教育圏における質保証の基準とガイドライン(ESG)」に照らして検証されるため、受審機関の国際的な信頼性や地位の向上のほか英国機関との協定締結の円滑化等が期待されている。 続きを読む
国境を越える教育(TNE)の質をどう保証するか:英国で制度見直し
国境を越える教育(Transnational Education:TNE)を提供する英国の学位授与機関(大学等)を対象に質保証を行う「TNEレビュー」が資金配分機関からの支援終了を契機に、変革の時期を迎えている。現在、英国高等教育質保証機構(QAA)等は、TNEレビューの今後の方針案に関するコンサルテーション(オンラインアンケート方式、2020/1/3〆切)を実施している。 続きを読む
英国教育大臣の要請で、PayPalが論文代行業者によるオンライン決済の利用を停止
2019年4月3日、オンライン決済や送金の事業を実施しているPayPal社は、今後論文代行業者による自社のオンライン決済の利用を停止すると決断した。今回の決定は、英国教育大臣及び英国高等教育質保証機構(QAA)からの要請に応じたものである。 イギリスにおける学術不正問題 論文代行不正とは、主に … 続きを読む
【学生中心の学習】学生との協働が求められるヨーロッパ
学生中心の学習 ヨーロッパでは、2015年に「欧州高等教育圏における質保証の基準とガイドライン(ESG)(NIAD-QE国際課まとめ)」 が改正されて以降、 「学生中心の学習(Student-Centred Learning)」が推進され、大学では学生の意見を反映した授業設計等が進められています ※ … 続きを読む