タグアーカイブ:EHEA
「欧州大学」が直面する4つの課題-質の高い連携のために
欧州大学協会(EUA, European University Association)※1は2022年10月19日、「欧州大学(European Universities)」の枠組みにおいてプログラムを運営する高等教育機関の視点から直面している課題を4つに整理し、提言をまとめた報告書を公式ウェブサイト上で公開した。 続きを読む
「欧州大学」の予算規模が350億円超へ-戦略的連携が深化
欧州委員会は2022年7月、「欧州教育圏」公式ウェブサイトで、2022年の「欧州大学」プロジェクトに採択された合計20のコンソーシアムを発表した。エラスムス・プラス2021-2027(NIAD-QE国際課まとめ)において、これら20のコンソーシアムに対し計350億円超という予算の大幅拡充が行われ、各コンソーシアムの戦略的な連携の深化が図られている。 続きを読む
欧州高等教育圏におけるマイクロクレデンシャルの共通枠組みを提示
2022年3月8日、欧州のMICROBOLプロジェクトが報告書「European project MICROBOL Micro-credentials linked to the Bologna Key Commitments: Common Framework for Micro-credentials in the European Higher Education Area (EHEA)」を発表した。プロジェクトの2年間の成果資料として、マイクロクレデンシャルが欧州高等教育圏にどのように適合するかについて、高等教育機関、政府、その他のステークホルダーに共通の枠組みを提示するものである。 続きを読む
EUの大学戦略:国際的な大学間連携・共同学位を推進し経済・環境問題等の解決へ
2022年1月18日、欧州委員会(European Commission)はEU域内の大学※1のための戦略及び提案書の2つの構想を新たに採択した。教育、研究、イノベーションの岐路に立ち、EU域内で様々な大学が国境を越えて知識・資源等を共有し、連携することで、気候変動、デジタル化、新型コロナウイルス感染拡大による経済低迷等、欧州が抱える諸問題の解決に重要な役割を担うことが期待されている。 続きを読む
欧州:バルト3国・ベネルクス3国が高等教育資格の自動承認に関する国際条約を締結
2021年9月27日、バルト3国(エストニア、ラトビア、リトアニア)とベネルクス3国(ベルギー、オランダ、ルクセンブルク)は6か国間の高等教育資格の自動承認に関する条約を締結した。
これにより、6か国のいずれかで条約の対象となる高等教育の学位等の資格を取得した人はその資格が他の署名国で自動的に承認されるようになり、大学が外国からの出願者の学修歴を確認する際などの、資格の承認にかかる時間と費用を削減することが可能になる。 続きを読む
【欧州】欧州25か国でマイクロクレデンシャルがすでに存在―MICROBOL報告書
ボローニャプロセスに参加する国を対象にしたマイクロクレデンシャル(MC)の発展状況調査の結果「Micro-credentials and Bologna Key Commitment: State of play in the European Higher Education Area」が、2021年2月19日に公表された。調査をしたMICROBOLプロジェクトは、欧州委員会から資金提供を受けた2年間の事業。回答した35か国中MCが存在していたのは25か国(開発中を含む)であった一方、欧州地域でMCに対する共通の定義や枠組の必要性も認識された。 続きを読む
欧州高等教育圏大臣会合2020(ローマ):ボローニャ・プロセスの発展状況は
2020年11月19日、EHEA(欧州高等教育圏)大臣会合が開催された。共同声明(ローマ・コミュニケ)がまとめられ、コロナ禍においても全ての学生が質の高い高等教育を受けられるようにすること、高等教育機関が社会問題の解決に取り組めるように適切な支援を行うこと、EHEA内でより効果的に連携し、緊密に対話を行うこと等が示された。 続きを読む
欧州で資格の自動承認は進展しているか―欧州33か国の状況のまとめ
2020年2月にオランダで奨学金事業や留学支援、外国資格の承認に関する業務を行うNufficは、高等教育分野のネットワークにおける資格の承認に関するプロジェクト(AR-Netプロジェクト)の一環として報告書「The Triangle of Automatic Recognition」を公表した。
当報告書では、学士課程及び修士課程への入学のための資格の「事実上の自動承認」に焦点を置き、ナショナル・インフォメーション・センター(NIC)向けに、事実上の自動承認を実施するためのガイドラインを示したほか、欧州高等教育圏(EHEA)内での事実上の自動承認の実施状況に関する調査結果がまとめられている。 続きを読む
欧州:他国による資格の承認結果をそのまま使うことは可能か―資格審査の簡素化とその課題
オランダで奨学金事業や留学支援、外国資格の審査に関する業務を行う機関であるNufficは、2020年2月に学位等の資格の自動承認に関する国際プロジェクト(Automatic Recognition in the ENIC NARIC networks in 2020: “AR-Net” Project)の成果資料の一つとして、報告書「Portability of recognition statements in the EHEA」を公表した。 続きを読む
欧州で2つの国際質保証プロジェクト始動―EHEAのさらなる進展へ
欧州で2つの国際質保証プロジェクト「ESQA」と「EUniQ」が2019年5月に始動した。欧州高等教育圏(EHEA)として教育改革をさらに進展させていくため、多様なステークホルダーの質保証への積極的な参画と、多様化する高等教育の質保証の具体策について取り上げる。プロジェクト予算はいずれもエラスムス・ … 続きを読む