中国政府が学位等の認証書の電子化及び認証サービスの無償化を発表

2018年6月15日に教育部、財政部、国家発展改革委員会が連名で、2018年7月1日から学位や学歴、成績、学籍などの認証書を電子化するとともに、電子化された認証書の発行や、学位や学歴、成績、学籍などのオンライン検索など認証に係るサービスを全面的に無償化する旨発表した。

学位及び学歴の検索や認証サービスは教育部から委託を受けた認証機関のウェブサイト上で行われる。学位記の認証は教育部学位与研究生教育発展中心(CDGDC(中国語))が、学歴証明書や、成績証明書、在籍証明書の認証は全国高等学校学生信息咨詢与就業指導中心(CHSI(中国語))(中国語)がそれぞれ行う。

今後は、留学のための入学申請に必要な書類の認証をオンラインで申請して認証を受けると、その認証書が電子版で発行される。これらの認証書は、各自ダウンロードして使用するか、もしくは入学申請をしている教育機関等、指定する提出先に直接PDFを添付したメールで送られ、受信者が添付された証明書に記載されたコードを使用して、直接認証サイトにアクセスして確認することができる。

政府は、偽の学位記や学歴証明書の横行に対処するため、2001年から高等教育の学歴の電子登録制度(中国語)を開始している。当該制度では、卒業証書などの学歴を示す証明書を授与した高等教育機関が所在地の教育行政部門にこれらの情報を電子登録するよう義務付け、これらの情報を基に学歴証明書等の認証サービスを行っている。

また、2013年からは、学位を授与する機関が「学位条例」(中国語)の規定により義務付けられている国務院学位委員会への学位授与名簿の報告内容を基にして、CDGDCが学位認証のオンライン検索サービス(中国語)

を行ってきた。

中国では、学歴や学位の認証証書は、進学のための入学申請時に提出の必要があるばかりでなく、就職や都市戸籍の取得の際などにも必要で、真贋を確認するためにその都度これらの認証を受けなければならない。

こうした認証サービスの実施によって、偽の学位記、学歴証明書が大幅に減った半面、本物の証書を所持する人々にとっては認証サービス手数料の負担が大きく、それに対する不満が増大していた。

これを踏まえて、今回政府は、認証サービスの無償化に踏み切り、当該サービスにかかる経費は財政部が規定に従って負担する。

中国では学歴と学位は異なるものとして区別されており、大学を卒業すると大学卒業の学歴が認められるが、必ずしも学位が授与されるとは限らない。学位を取得するには、大学卒業の学歴に加え、一定の学術レベルに達していることが条件づけられている。

学位の認証:教育部学位与研究生教育友展中心(CDGDC)
学歴の認証:全国高等学校学生信息咨询与就业指导中心(CHSI)

原典:
教育部(中国語)
CDGDC(中国語)
CHSI(中国語)

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