月別アーカイブ: 2021年10月

韓国:2021年教育基本統計が発表。新入生充足率は減少局面続く。

2021年8月26日、韓国教育部は2021年教育基本統計を発表した。教育部と韓国教育開発院(KEDI)が共同で毎年実施する学校調査であり、調査対象は幼稚園から高等教育機関に至る23,576機関、調査項目は学校数や学生数、外国人留学生数、新入生充足率等となっている。調査結果は教育政策の策定等に用いられる。
2021年4月1日を基準日とする2021年調査結果の全教育段階を通じた傾向としては、在籍者数が前年比で127,685人減少するなど学齢人口の減少の影響が伺えた。 続きを読む

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イギリスAレベルで44.3%がA判定以上:コロナ禍での試験中止の影響とは

2021年8月10日、イギリスの大学入学資格「GCE Aレベル(以下Aレベル)」の結果が公表された。前年に引き続き新型コロナウイルスの影響でAレベル試験は中止となり、2021年は中等教育学校等の教員が各生徒の最終成績を判定した。本記事では、教員が判定した今年の最終成績の分布とAレベルの質を確保するために中等教育学校等で実施された対策に焦点を当てて紹介する。 続きを読む

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UNESCO等:新型コロナウイルス流行による教育動向調査に143ヶ国回答

UNESCO(国際連合教育科学文化機関)、UNICEF(国際連合児童基金)、世界銀行及びOECD(経済協力開発機構)が共同で、世界各国の教育担当省庁に対して「Survey on National Education Responses to COVID-19 School Closures」を実施し、その結果をまとめた報告書「WHAT’S NEXT? Lessons on Education Recovery: Findings from a Survey of Ministries of Education amid the COVID-19 Pandemic」が2021年6月に刊行された。設問は就学前、初等教育、中等教育の各段階に及び、143ヶ国が回答している。 続きを読む

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欧州:資格の承認における適切な情報提供とは―高等教育機関向けのガイドライン公表

イタリアの国内情報センターであるCIMEAが、2021年5月にボローニャ・プロセスのテーマ別ピアグループBのプロジェクトの成果物として「Information Provision on Recognition of Qualifications. A Practical Guide for Higher Education Institutions」を公表した。高等教育機関向けに実践的な情報提供の指針を示すことで、リスボン承認規約の規定に則り、高等教育機関が提供する資格の承認に関する情報の質を向上させることが目的である。 続きを読む

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コロナ禍で需要が拡大するオンライン教育の質保証基準をAPQNが策定

2021年5月31日、アジア太平洋質保証ネットワーク(APQN)は、域内の高等教育機関等向けにオンライン教育のための質保証基準「APQN Standard for Online-Teaching Quality Assurance」※1の策定を発表した。基準は、「オンライン教育環境」、「教員のオンライン教育」をはじめとする評価項目・指標で構成され、高等教育機関等がオンライン教育の質を測る上での指針となる内容が記述されている。

※1 「APQNews Issue 23」p.14-21に掲載。
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