月別アーカイブ: 2018年3月
英国高等教育質保証機構(QAA)が2016-2017年度の年次報告書を公表
2018年2月9日、英国高等教育質保証機構(QAA)が2016-2017年度の年次報告書を公表した。以下、その概要を抜粋してまとめた。 教育卓越性枠組(Teaching Excellence Framework:TEF)について 教育卓越性枠組(TEF)は、英国の各高等教育機関における教育及び学習の … 続きを読む
魅力的な欧州留学-エラスムス・プラスで多様性に触れる
グローバル化が急速に進む現在、文化や言語、考え方や習慣等の多様性に対する理解が今後さらに必要とされるコンピテンスであることは言うまでもありません。しかし、とくに日本においては、このような多様性に触れられる機会はそう多くないのが現状です。 欧州委員会(EC)が実施するエラスムス・プラスをご存知でしょう … 続きを読む
評価制度への雇用者の参画―卒業後に活かせる学びをともにデザインする
欧米では、高等教育やその評価について、産業界からの意見を反映させることが求められています。 米国では、大学の教育プログラムを評価する「専門アクレディテーション」が実施されており、そこでは各分野の産業界からの専門家(技能者や雇用者等)が評価機関の意思決定に参加し、評価基準を策定・改訂したり、訪問調査チ … 続きを読む
欧州:ECがキーコンピテンスに関する新たな提言を採択
2018年1月、欧州委員会(EC)が、生涯学習におけるキーコンピテンス※1に関する新たな提言(a new Recommendation on Key Competences)を採択した。 欧州において2006年から取り入れられた生涯学習におけるキーコンピテンスは、欧州圏内の様々な国の教育改革・戦略に … 続きを読む
フランス:HCERESが2018-2019年実施の評価原則を公開-総合評価に着目
研究・高等教育評価高等審議会(HCERES)が、2018-2019年に実施する評価(vague E)に関する原則(PRINCIPES D’ÉVALUATION DE LA VAGUE E (2018-2019))を公開した。 HCERESは、フランスの高等教育・研究機関に対し、学術共同体評価、機関別 … 続きを読む
米国:「学位取得率」から見る学生の多様化と質保証 ―地域アクレディテーション機関が予測分析やベンチマーキングを提供へ
米国地域アクレディテーション機関協議会(Council of Regional Accrediting Commissions: C-RAC)※1は、米国の7つの地域アクレディテーション機関による、学位取得率が低い高等教育機関に関する分析及びそれに対する全米的な取組みについて報告書を発表した。 報告 … 続きを読む
韓国教育部が大学財政支援事業の刷新計画を発表
韓国教育部は2017年11月30日に大学財政支援事業の改編計画を発表した。これは文在寅政権の高等教育政策の一環として、既存の評価及び財政支援事業の全面的な改善を試みるものである。 刷新計画の背景 韓国での高等教育の財政支援は2017年において約1.5兆ウォン(約146億円)規模に達し、多様な目的の事 … 続きを読む
韓国:高等教育政策の新たな方向性を示し、大学構造改革評価の改編案を発表
韓国教育部は2017年11月30日に文在寅政権による高等教育政策の新たな方向性を示し、併せて従来行ってきた大学構造改革評価に代わる「大学基本能力診断評価」の実施計画案を発表した。 高等教育政策の方向性 今回の高等教育の政策方針は、4次産業革命、学齢人口の減少及び経済成長力の鈍化という韓国社会の状況に … 続きを読む