テーマ別アーカイブ:欧州
「欧州学生証」、利便性の大幅向上へー2023年内めどに改修
欧州委員会は2022年12月、エラスムス・プラス公式ウェブサイト上で、2023年内に「欧州学生証(European Student Card: ESC)」の利便性が飛躍的に向上すると発表した。これは、「ESCルーター(European Student Card Router)」と呼ばれる大規模デジタル・プラットフォームの大幅アップグレードによるものである。 続きを読む
外国とドイツの高等教育資格の比較評価が完全デジタル化へ
ドイツの国内情報センター(NIC)のひとつであるZABが行う外国とドイツの高等教育資格間の比較評価サービスの全ての手続きが2023年9月までにデジタル化されることになった。 続きを読む
「欧州大学」が直面する4つの課題-質の高い連携のために
欧州大学協会(EUA, European University Association)※1は2022年10月19日、「欧州大学(European Universities)」の枠組みにおいてプログラムを運営する高等教育機関の視点から直面している課題を4つに整理し、提言をまとめた報告書を公式ウェブサイト上で公開した。 続きを読む
ドイツ:大学や職業教育での学修歴の認定に関する情報サイトが公開
ドイツ大学学長会議(HRK)は、2022年9月、学生の過去の大学での学修成果や、職業教育等大学以外での学び等を通じて身に付けた能力やスキルの認定に関する学生向け情報ウェブサイト“AN! Anerkennung und Anrechnung im Studium”(ドイツ語)を立ち上げた。 続きを読む
欧州評議会が教育不正への対応を促す勧告を採択
欧州評議会は2022年7月、評議会加盟国に対し、教育に関する不正への対応を促す勧告「Recommendation of the Committee of Ministers to member States on countering education fraud」を採択した。勧告は、不正の予防、通報、不正防止に関する国際協力、モニタリングの4領域にわたる。教育不正が欧州を含めて世界的に問題となるなか、欧州各国での対応及び国を越えた協力を促す狙い。 続きを読む
「欧州大学」の予算規模が350億円超へ-戦略的連携が深化
欧州委員会は2022年7月、「欧州教育圏」公式ウェブサイトで、2022年の「欧州大学」プロジェクトに採択された合計20のコンソーシアムを発表した。エラスムス・プラス2021-2027(NIAD-QE国際課まとめ)において、これら20のコンソーシアムに対し計350億円超という予算の大幅拡充が行われ、各コンソーシアムの戦略的な連携の深化が図られている。 続きを読む
欧州:「共同欧州学位ラベル」の2022年試行に向けて―欧州共通基準の議論続く
2022年3月3日、欧州委員会(European Commission)は高等教育関係者を招集した専門家会議で、「共同欧州学位(joint European degree)」の制度化に向けた具体の議論を開始した。共同欧州学位とは、欧州の複数国の大学が連携した教育プログラムの修了により授与される学位のうち、参加大学が合同で授与する1つの学位(=共同学位)であり、学習成果を欧州共通の指標を用いて証明するものである。 続きを読む
欧州:マイクロクレデンシャルの承認に関する7つの評価基準と2つの承認トラック
2022年3月、2020年から2年間行われたThe Stacking Credits and the Future of the Qualification (STACQ)プロジェクトの活動の成果として、マイクロクレデンシャルの承認方法と特性に焦点を当てた報告書「The Rise and Recognition of Micro-credentials Stacking Modules and the Future of the Qualification」とマイクロクレデンシャルの承認方法の判断に役立つアプリ「The Micro-Evaluator」の2つが公表された。 続きを読む
欧州:高等教育質保証基準の検証プロジェクト「QA-FIT」始動へ-新時代にふさわしい基準とは
ENQA(欧州高等教育質保証協会)は2022年5月、ボローニャ・プロセス※1の進展を踏まえ、ESG(「欧州高等教育圏における質保証の基準とガイドライン」(2015))※2がこれからの時代にもふさわしい質保証基準となっているかを検証していく新プロジェクト「Quality Assurance Fit for the Future (QA-FIT)」を始動すると発表した。 続きを読む
欧州:44%が対面式で新年度のプログラムを開始-エラスムス・ムンドゥス共同修士課程
欧州委員会教育文化総局は2022年3月、コロナ禍でのエラスムス・ムンドゥス共同修士課程(EMJMD)プログラムの実施状況について、最新のファクトシート「Erasmus+ Programme, Erasmus Mundus programme implementation in the context of COVID-19」を公開した。2020年及び2021年の調査結果の比較をまとめたこのファクトシートにより、全てを対面式で実施するプログラムが前年度と比較して大幅に増加するなど、コロナ禍から回復の兆しが見られることが明らかになった。 続きを読む