タイ全国教育水準・質評価局(ONESQA)とバンコク市がASEANの教育先進都市を目指す

原典①:ONESQA and BMA want Bangkok to be ASEAN leader in educational opportunities(英語)

バンコク市はタイ全国教育水準・質評価局(ONESQA)と協力し、バンコク市内の全ての学校の教育の質をエリアベース・アセスメントによって高め、ASEANの教育先進都市を目指すと発表し、以下の7項目を挙げた。

<教育先進都市になるための7ステップ>
1.これまで教育を受けていない市民へ教育を提供する
2.個々に対する、より高いレベルの教育を提供する
3.質の高い教員による学習を提供する
4.よりよい学習環境を整備する
5.外国語教育を普及させる
6.教員向けセミナーを実施し、教員の指導力向上を促進する
7.アセスメントテストの不合格機関を支援する

バンコク市内には438の学校があり、全ての学校のアセスメントをONESQAが実施しているが、391校(89.27%)が良の評価を得ている。この結果は、①自己啓発活動の奨励、②機関の学生支援活動、③ITの導入、④外国語教育の提供、からなるバンコク市の4つの政策が功も奏している。

しかし、ONESQAの会長であるPornrungroj氏によると、バンコクは毎年10万人以上の出生が見込まれるほか、300万人の隠れた住民(hidden people)と100万の外国人労働者がいることから、ASEANの教育先進都市を目指すためには、学校数が増加しても質の高い教育の提供を維持していけるよう対処していくことが今後の課題であるとしている。

 

 

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