オランダにおける奨学金制度の改革に関する法律が成立

原典:オランダ教育・文化・科学省(英語)

2015年1月21日、オランダ第1院(上院)にて、基礎奨学金の廃止を規定する法案(Wetsvoorstel Studievoorschot)が36対29で通過した。本法案による、改定された奨学金制度は、2016年9月1日に入学する学生から適用される。

オランダでは、2013年頃から奨学金改革に向けての議論が活発に起こっていた。2013年時点で、基礎奨学金と旅費・交通費助成金の廃止(本サイト2013/11/21投稿記事)が議論され、2014年に制定された2015年度予算案(本サイト2014/11/7投稿記事)にも、奨学金改革についての項目が盛り込まれた。本法案の規定する内容は次のとおり。

<奨学金の種類および今回の法案通過による取扱い>

  • 1. 基礎奨学金:廃止
  • 2. 追加奨学金:貧困層を対象に拡大(保護者の年間所得が46,000ユーロ未満の学生を対象)
  • 3. 旅費・交通費助成金:18歳未満の職業教育を受ける学生にも拡大
  • 4. 貸付金:返済期間延長(35年間へ)
  • 5. 授業料:ローン返済期間延長(35年間へ)

教育・文化・科学大臣Bussemaker氏は、「基礎奨学金の廃止により約10億ユーロの財源を確保することができるため、これを教員や集中教育のための予算に振り分けることができる。また、追加奨学金を拡充することで、より多くの学生が高等教育にアクセスすることができる。」と述べている。

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