テーマ別アーカイブ:オーストラリア
豪州:論文代行不正に対して、法改正により厳格に規制へ
2019年12月4日、TEQSA法の一部を改正する法案が豪州連邦議会の下院に提出された。今回の改正案は、昨今世界的に話題となっている組織的論文代行不正を法的に規制する権限をTEQSAに与えるものである。 続きを読む
オーストラリア資格枠組の改訂に向けた見直しが完了
2019年10月、オーストラリア教育省は国の資格枠組であるAustralian Qualifications Framework(AQF)の改訂に向けて、現行のAQFの見直しに関する報告書を公開した。報告書の中では見直し案として、AQFのレベル数を10段階から8段階に再構成すること、現行のAQFでは保証されていない短期教育の単位認定を可能にして学術教育・職業教育間の移動を容易にすること、AQFの運用をより柔軟で簡素にすることなどが提案された。 続きを読む
ユネスコ:SDGs推進の会合を開催、教育大臣と大学長が各100名以上参加
ユネスコは持続可能な開発のための目標(SDG)への取り組みの一環として、高等教育でのインクルージョンと流動性をテーマにした会合を2019年11月13日にパリのユネスコ本部で開催した。当日は各国の教育担当大臣や大学代表がそれぞれ100名以上参加し、高等教育で学ぶ学生の数と流動性の増加に対応するための、よりインクルーシブでグローバルなキャンパスづくりを目指し、政府と高等教育機関がどのように協力できるかを話し合った。 続きを読む
外国大学の日本校として、上海大学東京校が新たに指定される
文部科学省のウェブサイトによると、2019年6月28日に上海大学東京校(東京都新宿区)が外国大学日本校としての指定を受けた。指定されたのは同校の中国語学部中国語学科。外国の大学の課程を有する教育施設として認められたことで、同科の卒業生は日本の大学院入学資格を有することになる。 続きを読む
豪州:TEQSAがリスクアセスメント報告書を公開
豪州の質保証機関TEQSAが、2018年度に豪州の高等教育機関に対して実施したリスクアセスメントの結果をまとめた報告書「Key risk findings on Australia’s higher education sector」を公表した。TEQSAの行うリスクアセスメントとは、主に学生や財政面に関するリスクの検出に主眼を置いた毎年実施の評価であるが、その結果を報告書として世間一般に公表することは初めてである。 続きを読む
豪州:留学生受入状況についての報告書が公開
豪州のNPO、The Australian Population Research Instituteが豪州における留学生受け入れの状況についての報告書”Overseas students are driving Australia’s Net Overseas Migration tide”を公表した。この報告書では、豪州への入国者の最大シェアを海外からの留学生が占めているという事実を述べたうえで、大学が積極的に留学生を受け入れることとなった背景や、留学生を多数受け入れることで発生している諸問題、さらに今後の留学生政策に向けた提言が説明されている。 続きを読む
インドがオーストラリアのパスウェイ課程を承認
2019年6月、インドで外国資格の同等性評価を行うインド大学協会はオーストラリアのパスウェイ課程(pathway)を高等教育の一部として承認した。これまでインドでは、オーストラリアで取得した学士について、3年間すべてを同一の大学で学んだ場合のみインドの学士と同等であるとし、パスウェイ課程経由の学士の同等性を認めていなかった。 続きを読む