原典:米国高等教育アクレディテーション協議会(CHEA)(英語)
CHEAは、米国におけるアクレディテーションの将来について焦点を当て、2008年に打ち出した「CHEA Initiative」に対する4年間の議論をまとめた「CHEA Initiative Final Report(CHEAイニシアチブ最終報告書)」を発行した。
本報告書の概要は以下のとおり。
CHEA Initiativeが掲げる目標
- 連邦教育省に対する説明責任およびアクレディテーションによる特色ある大学運営との相互バランスの維持
- アクレディテーションによる説明責任の強化
アクレディテーションの将来に必要とされる8つの提言
- アクレディテーションへの更なる理解と支援
- アクレディテーションにおける連邦教育省との協働体制の強化
- アクレディテーションを介したアクレディテーション団体や大学による説明責任の更なる向上
- アクレディテーションにおける州政府との協働体制の強化
- 高等教育機関とアクレディテーション団体の相互理解の向上
- アクレディテーション団体間の協働体制の強化
- 大学の国際的な活動を支援しうるアクレディテーション体制の構築
- 拡大する営利大学への理解
今後のアクションプラン
- 連邦教育省とアクレディテーションそれぞれの役割の見直し・再確認
- 連邦教育省によるアクレディテーション団体の認証審査方法の見直し
- 大学独自に策定した基準による自己点検評価の実施と結果の公表を促進
- アクレディテーションへの更なる理解と支援のための組織的提言
- 大学や質保証機関が対応している国際的な課題に取り組むべく設立されたCHEA International Quality Group(CIQG)の発展
- 大学とアクレディテーション団体の関係強化のための協議会の開催、高等教育やアクレディテーションに関する情報提供