KCUE大学評価院による2013年度の大学機関別評価の結果公表について

原典:韓国大学教育協議会(KCUE)(ハングル)

韓国大学教育協議会(KCUE)の大学評価院(Korean University Accreditation Institute)は、2013年度※1に96の大学に対して実施した大学機関別の評価(機関別評価認証:University Institutional Accreditation)の結果について、87の大学を「認定(Full Accredited)」、3つの大学を「条件付き認定(Provisional Accredited)」、6つの大学を「保留(Deferral)」※2とすることを発表した。2013年12月16日に開催された大学評価認証委員会において、2013年度の評価申請大学の判定結果の最終審議・議決がなされた。今回、「認定」の判定を受けた大学は、5年間の認定期間を有することになる※3

KCUEの機関別評価認証では、評価において、評点方法とともに、他大学の模範となるような優秀な大学を選定するための指針を定めており、この指針に沿って優秀事例(ベストプラクティス)を選定し、KCUEのウェブサイトで公表している。今回「認定」となった87大学のうち、17校における優秀事例(日本語訳、NIAD-UE国際課まとめ)が公表された。

機関別評価認証は、高等教育関係者に大学教育の質を保証し、大学の継続的な質改善を促進する目的で、新たな評価制度として2011年度に導入された。33目の実施となる2013年度の評価までに、全対象大学194校中、157の大学(80.9%)が申請しており、評価の結果、151大学が認定(「認定」:148校、「条件付き認定」:3校)、6つの大学が「保留」の判定を受けた。

今後、KCUE大学評価院は、認定大学の継続的な質の管理のために、基準の遵守状況に関する監視を行うとともに、「認定」大学は、5年間の有効期間が終了する前に認定資格更新のための評価申請を行うこととしている。

※1: 韓国の大学の学事年度は、3月から翌年2月末まで。

※2: 判定の種類には、「認定(Full Accredited)」、「条件付き認定(Provisional Accredited)」、「保留(Deferral)」および「不認定(Not Accredited)」の4つがある。各判定の詳細については、当機構作成の「韓国高等教育質保証インフォメーション・パッケージ 大学機関別認証ハンドブック2012」の16ページを参照のこと。

※3: KCUE大学評価院のウェブサイトには、2011年度の機関別評価認証導入以降、これまでに「認定」および「条件付き認定」の判定を受けた大学の一覧(国公私立の別、地域、機関名、認定期間)が英語で掲載されている。

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