2015年度教育関連予算案について

原典:フランス政府(フランス語)

2014年10月3日、フランスにおける2015年度予算案が公表された。国民教育・高等教育・研究分野の予算総額は650億ユーロで、前年比2.4%(約11億ユーロ)の増加である。そのうち、高等教育・研究関連予算は約230億ユーロとなり、前年比で4,500万ユーロ増加する。フランスでは、首相裁定で教育関連予算の増加が定められており、2015年度から2017年度まで、教育関連予算は毎年増加予定である。

2015年度予算のポイントは以下の通りである。
  • 新規雇用の9,421件の増加
  • 3歳以下の幼児に対する教育の助成と総額約1億ユーロの給付金
  • 障がいを持つ学生に対する雇用の創出(350件)
  • 課外活動を行う団体への支出
  • 教員導入研修の見直し
  • 学士課程への資源の重点的な配分
  • 以下の職の給与増額(単位:ユーロ):学校教員(年400)、校長(100~400)、修士課程指導教官(321)、アカデミック・アドバイザー(1,000)
【高等教育関連】
  • 奨学金受給対象者の拡大(77,500人分・年1,000ユーロ)
  • 貸与奨学金の拡充
  • 奨学金の増加(年0.7%)
  • 大学における雇用増加
  • 科学分野における雇用の強化
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