ベネルクス3国における高等教育資格の自動認証について

原典:EP-Nuffic(オランダ語)

ベネルクス3国(オランダ、ベルギー、ルクセンブルク)は来春より、高等教育における資格の自動認証を開始する。自動認証枠組みの協定の発効に際しては、3国間で署名が行われる。2014年12月11日付で、オランダの社会福祉環境大臣Lodewijk Asscher氏によって、ブリュッセルにおいて発表された。

本協定は、数か月に渡る協議の末、発表に至った。既にオランダとフランドル地方は、同等と認められた資格について2009年に既にアクレディテーションの協定を結んでいるが、両国で資格に関する取扱いが異なることがあり、問題となっていた。例えば、オランダで1年間の修士課程を卒業した学生が、フランドル地方において2年間の修士課程の初めに差し戻される場合が例として挙げられている。

Nufficの資格評価部門のBas Wegewijs氏によると、このような問題は現在でも生じているという。「この協定により、オランダの学士はベルギーやルクセンブルクの学士と同等に扱われることとなる。」とWegewijs氏は述べている。ただし、これはベネルクス3国内における、資格取得者の完全な雇用が保障されるというものではない。規制された職業はこの協定から除外されている。このような職業については、専門職に関するEUの規制に合致する必要がある。

本協定により、資格認証の手続きがスピードアップする効果が見込まれる。現在のワローニャ(ベルギーの地方)とルクセンブルクでは、資格認証の手続きに半年近く時間がかかる状態であり、本協定によりこれが改善される見込みである。Wegewijs氏によると、この資格認証は他の国の模範となりうるとし、「EUにおける自動資格認証の制度設計における最初のステップである。」と述べている。

ベネルクス3国内において、国境を越えて働く者の数は、約30万人である。これは、労働者全体の1.2%でしかなく、国境を越えた就職活動に対し、様々な障壁が存在していることの表れである。3国は、既存の就職活動のためのウェブポータルを更に拡大し、サービスを改善する予定である。

カテゴリー: オランダ, EU, 高等教育関係(オランダ), 各国・機関の動向(欧州) タグ: , パーマリンク