アクレディテーション3.0推進委員会がアクレディテーション制度第3サイクルに向けて提言

原典:オランダ高等職業教育機関協会(オランダ語)

「現在のアクレディテーション制度が適切に機能していることから、第3サイクルの制度も現制度を基に作成することが必要である。」

オランダの高等教育諸団体で構成するアクレディテーション3.0推進委員会では、2017年1月1日に第2サイクルのアクレディテーション制度が終了するのに伴い、次のサイクル(2017~2023年)のアクレディテーション制度への提言書「Accreditatie op maat」を大臣に提出した。同委員会は、学生団体、高等職業教育機関協会、VSNU(オランダ大学協会)、NRTO、OCW(オランダ教育文化科学省)、NVAO(オランダ・フランダースアクレディテーション機構)で構成される。また、委員会の目的は、大学等の実地調査や学生・教員との面接を行い、そこから明らかになった強みと弱点を把握し、次期評価サイクルへの適切な提言をまとめることにある。

●現制度の維持
現行のアクレディテーション制度は、限定的プログラムアセスメントと機関別オーディットがセットとなった評価、又は、包括的プログラムアセスメントのみの評価のいずれかを選択して受審するという制度から成り立つ。委員会は現制度が適切に機能していることから、現制度の維持を推奨しているが、第3サイクルの新制度を現制度と全く同一のものにすることは意図していない。機関別オーディットと限定的プログラムアセスメントを組み合わせたもの、又は、包括的プログラムアセスメントのみという2つの受審の選択肢があり、両者はバランスのとれた仕組みと認めているが、同時に、将来の制度構築に向けては改革の余地があるとしている。

●機関別アクレディテーションの試行検討
この提言に基づき高等職業教育機関協会と大臣の間で議論がなされた中で、機関別の限定的アクレディテーションの試行について検討中であることが明らかとなった。提言書では、現行の機関別オーディットに沿った基準やガバナンスに関する基準で構成することが提案されている。また、試行に参加して良好な結果を得た機関は、本格開始後にあらためて受審する必要はないことが示されている。こうした提案に対し、VSNUは全大学がこの試行アクレディテーションに参加することを望んでいる一方、高等職業教育機関協会からは全大学の試行参加への異議が発せられている。大臣は、夏までに提言に対する最終的な結論を議会に提出する見通し。

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