UMAPがUCTSユーザーズガイドを公開

原典:アジア太平洋大学交流機構(UMAP)(英語)

2016年9月22日、アジア太平洋大学交流機構(UMAP: University Mobility in Asia and the Pacific、以下、UMAPと表記)がUMAP参加大学間の単位互換のための枠組みであるUMAP単位互換スキーム(UCTS: UMAP Credit Transfer Scheme、以下、UCTSと表記)の利用促進のためのユーザーズガイドを公開した。ガイドでは、機関間の学修量などによる違いを調和するため、単位について標準化された尺度を示すことを意図している。

UCTSとは、アジア太平洋地域の学生の流動性を高めるために、欧州で開発された欧州単位互換システム(ECTS(NIAD-QE国際課まとめ): European Credit Transfer System、以下ECTSと表記)を基に開発された単位の互換方式で、1999年に試行された。

2013年5月に、アジアの高等教育機関間における単位互換が円滑に行われるためのプロセスの構築のため、UMAP国際理事会において、次のとおり、UCTSの新たな概念が導入された。

1UCTS=38~48学修時間数とする。また、その学修時間数には、13~16時間の授業時間数(academic hours of instruction)が含まれる。
引用:アジア太平洋大学交流機構リーフレット

今回公表されたガイドには、UMAPの概要やUCTSの定義のほか、他国・地域における単位制度との互換表(下図参照)や、アジア太平洋地域における13の国・地域の成績評価尺度の比較表などが紹介されている。

単位互換表

国/地域 UCTS アジア 米国 欧州 英国
換算単位 1UCTS 1単位 1単位 1.5ECTS 3単位
学修量 38-48時間 38-48時間 45時間 37.5-45時間 ECTSから換算
授業時間数 13-16時間 13-16時間 15時間  –  –

(UCTSユーザーズガイドを基に大学改革支援・学位授与機構国際課にて作成)

なお、本ガイドは、UMAPのウェブサイトにPDFにて公開されている。

※アジア太平洋地域における高等教育機関間の学生・教職員の交流促進を目的として1991年に発足。2016年9月現在、35の国と地域の514機関がメンバーとなっている。日本からは100大学が参加している。2016年1月より国際事務局を日本(東洋大学)に設置。

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