原典:UNESCO(英語)
UNESCOバンコク事務所は東京大学と協力して、2016年11月3日から2日間にわたり、タイのバンコクでASEAN+6※1の加盟国における高等教育の国際化の指標の専門家による会合を開催した。会合ではASEAN+6加盟国における高等教育の国際化指標について取り上げ、Education 2030の達成状況のモニタリングを支援することが焦点とされた。
本会合の目的
- ASEAN+6における国際化に関する現在の各国の高等教育政策の見直し及び既存の高等教育指標の調査
- 高等教育の国際化に関するデータ収集についての経験や教訓の共有を促進
- ASEAN+6における国際的な高等教育の指標に必要な政策について協議する場の提供
本会合の成果
研究開発を継続していくための域内ネットワークを構築することが合意されたほか、会議参加者とUNESCOは、Education 2030と根本的な「なぜ」という疑問に焦点を当て、2017年3月の完成を目指し、12月にコンセプトノートの作成に着手することとなった。
なお、同会合に日本からは、太田浩教授(一橋大)より日本の大学の国際化を測る指標(下記参照のこと)の研究成果について、また米澤彰純教授(東北大)より今後の高等教育の国際化に関して発表がなされた。
当日の資料は以下のウェブサイト(原典)からダウンロード可能。
http://www.unescobkk.org/education/higher-education/appeal-news002/indicators-for-internationalization-of-higher-education-in-asean-6/
※1ASEAN10カ国に日本、オーストラリア、中国、韓国、インド、ニュージーランドの6カ国を加えた枠組み