韓国国防部と国内12大学*が、軍服務経験の単位認定の推進にかかる協定を結した。「軍服務経験の単位認定」とは、社会奉仕やリーダシップなどの軍服務中に習得した個人の学習経験を大学の単位として認めることを言う。
2017年の高等教育法改定により、全ての大学において、学則に従って学生が学外で習得した学習経験を当該大学の単位として認定することが可能となった。これに伴い、軍服務経験も大学の判断により、単位として認められるようになった。
*今回、国防部と軍服務経験の単位認定にかかる協定を結した12大学:江原道立大学、建陽大学、京畿科学技術大学、京仁教育大学、龜尾大学、極東大学、大邱保健大学、大徳大学、大田大学、尙志嶺西大学、仁荷工業専門大学、全南科学大学
国防部が軍服務経験の単位認定の導入について、2017年後半に3回にかけて全国19歳以上の男女1,000人を対象に調査を行った結果、71%以上が「適切である」又は「賛成する」と回答し、「軍に服役しない人に対する公平性に問題ない」との回答が67%であった。
国防部と12大学は推進協議会を設け、2018年中に単位認定科目及び単位数、認定手続き、学則の改定案等における審議を行い、①単位化が可能な軍服務経験のリスト作成・整理 、②学習経験者に関する記録管理システムの構築、 ③単位申請の準備などを協力して実施し、2019年3月から本格的にこれらの単位認定を行う予定である。
計画通りに施行された場合、2019年には当該12大学の在学生の約1万人が軍服務経験により単位を取得する見込みである。
原典:韓国国防部(韓国語)