テーマ別アーカイブ:英国
学位の価値を揺るがす成績インフレがイギリスで蔓延(2017-18年)
イギリスのイングランド地方では近年、学部卒業生の成績インフレが大きな問題となっている。2019年7月11日に学生局が公表した成績分布状況の分析によると、2017-18年も引き続き、最優秀成績(1st)で卒業する学生の割合が説明のつかない増加をしていることが明らかになった。 続きを読む
英国TEF2019が金銀銅で大学・カレッジを格付けー次回から分野別評価
2019年6月19日、イギリスの学生局(OfS)は、2018-2019年度の機関別TEF(教育卓越性・学習成果評価枠組)で78の高等教育機関がTEFの称号を獲得したと発表した。これにより、2019年6月現在で計282機関がTEFの称号を保持することになった。これまでTEFは機関別で評価を行ってきたが、次回から分野別評価に移行するため、今後制度の見直しが行われる。 続きを読む
第一志望にするなら即合格 – 英大学入試で「条件付き無条件合格」が問題に
イギリスの大学入試では、一部大学からの合否の通知方法が受験生の進路選択の幅を狭めていると問題になっている。大学入学資格Aレベル試験で最終的な合否が決まる前の学生に対し、当大学を第一志望にすれば試験結果に関係なく無条件で合格にすると通知するもので 「条件付き無条件合格」と呼ばれている。 続きを読む
英国教育大臣の要請で、PayPalが論文代行業者によるオンライン決済の利用を停止
2019年4月3日、オンライン決済や送金の事業を実施しているPayPal社は、今後論文代行業者による自社のオンライン決済の利用を停止すると決断した。今回の決定は、英国教育大臣及び英国高等教育質保証機構(QAA)からの要請に応じたものである。 イギリスにおける学術不正問題 論文代行不正とは、主に … 続きを読む
日本のベトナム人留学生受入れ、高校卒業証書の認証を義務化
ベトナムから日本語教育機関に留学を希望する場合は、2019年3月1日から高校卒業証書の政府による認証が必要となった。認証を行うのはベトナム教育訓練省のVN-NARIC。認証の活用は、偽造した卒業証書を用いる日本留学あっせん業者に対応するための措置。 続きを読む
オーストラリア&英国:政府主導で進学情報サイトやアプリを開発
7人に1人が利用する論文代行:英QAAがGoogle等に求める対策とは
2018年11月29日、当機構の覚書締結機関である英国高等教育質保証機構(QAA)は、ネット広告やオンライン決済など論文代行業者がインターネットサイトを利用して活動を行っていることを受け、Facebook、Google、YouTube、PayPal、Yahoo、Bingの6社に対して対策を講じるよう … 続きを読む