原典:フランス政府(フランス語)
2013年3月20日、フランス高等教育・研究省が「高等教育・研究の方向付けに関する法案」を閣議に提出した。
本法案には、フランスの高等教育改革を目的とした二大基本方針と、20項目から成る施策が含まれている。
二大基本方針
- 全ての人に大学で教育を受ける機会を開放:生涯学習の推進と、外国語教育による留学生の呼び込み
- フランス特有の複雑な教育システムによる弊害を除去:グランドゼコール準備学級※と大学との連携を促進する
また、施策の中では、フランスの評価機関である研究・高等教育評価機構(AERES)の閉鎖について言及されており、新たな組織HCERES(Haut conseil de l’évaluation de la recherche et de l’enseignement supérieur; 研究・高等教育評価高等審議会)が設立され、AERESの業務を引き継ぐこととされている。 2013年5月から、フランス議会において議論が開始される。