欧州高等教育のグローバル化についての欧州連合理事会の結論

原典:欧州連合理事会(英語)
報告書本文:「Council conclusions on the global dimension of European higher education」(英語)

欧州連合理事会は、教育、青少年、文化、スポーツ委員会を11月25-26日に開催した。25日の会合では、欧州高等教育のグローバル化(the global dimension of European higher education)について結論をまとめた。

キーワード:人的交流、国際化、イノベーション、国境を越えた、戦略

結論(抜粋)

欧州連合理事会は、以下のことを認識:

  1. 国際色豊かな教職員、学生の貢献、学生と教職員の国際交流への支援、カリキュラムの国際化への努力
  2. 国境を越えた質保証と資格・学位の認証についての各国および欧州連合の進展
  3. OER、OCW、ムークの世界的な波及

以下の目的のために、加盟国間と高等教育機関間による連携を要請:

  1. a)学生と職員の人的交流、b)カリキュラムと電子学習の国際化、c)戦略的な連携、パートナーシップ、能力構築、の3分野への戦略的アプローチ
  2. 学位と単位の国際流動性と教職員の人的交流の促進
    例:単位、学位、資格、コンピテンスの認証の支援、学習成果のさらなる重視
  3. 物理的な国際移動が困難な学生のための、母国における電子媒体を活用した学習の国際化
    例:国際共同オンライン教育の拡大(ICTとOERの活用)
  4. 欧州内外のパートナーシップ締結の促進
    例:Joint degree/ double degree/ multiple degreeプログラム創設への課題解決、および質保証と国境を越えた認証の改善

欧州委員会の取り組みを歓迎:

  1. エラスムスプラスとHorizon 2020戦略に関する、欧州各国と高等教育機関への支援
    例:共同修士と博士課程のための国際コンソーシアム支援
  2. 欧州高等教育の魅力と多様性創出
    例:高等教育機関の比較のためのU-Multirankの広報
  3. イノベーションと発展のための欧州域外パートナーとの連携促進
※ OER: open education resource
公共利用またはオープンライセンスのもと提供されている教材のこと

OCW: open course ware
無料で再利用可能な、高等教育レベルの質の高い電子版教材のこと。

ムーク:MOOC (massive open online course)(※詳しくはNIAD-UE国際課まとめ資料を参照のこと)

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