大学の質保証における産学連携―2013年度「産業界の観点大学評価」結果の発表

原典:韓国大学教育協議会(KCUE)(ハングル)

韓国教育部と韓国大学教育協議会(KCUE)は、2014年5月15日、2013年度「産業界の観点大学評価」(Industry-Perspective University Evaluation)の結果を発表した。

「産業界の観点大学評価」は、教育部が韓国の経済界の有力5団体)※1の協力を得て、KCUEが主催して2008年からおこなっている専門系大学の学部・学科を対象とする任意の評価である。大学のカリキュラムを産業界の要望に合せて改善することで、産業界のニーズに応じた人材を養成することを目的としている。

電子、半導体分野など5分野※2を対象にした2013年度「産業界の観点大学評価」には、43大学112学部・学科が参加し、評価の結果、「情報通信」で8校、「半導体」で9校、「コンピュータ・ソフトウェア」で11校、「軽油・石油化学」で6校、「精密化学」で2校がそれぞれ最優秀大学に選ばれた。最優秀大学のカリキュラムは、該当分野のモデルとして紹介され、他大学のカリキュラム改善に活用される。

本事業に協力する団体傘下企業は増加傾向にあり、2013年度には、2,163企業が協力した。評価では、3領域12基準からなる評価指標※3が用いられ、企業側が、大学で学ぶべき重要な職業能力や必要な教科などを直接分析して提示される。結果の報告書は、各大学および各企業に送付され、カリキュラム改善や雇用のための参考資料として活用される。また、これまで国の大学支援事業と連携することはなかったが、今後は、教育部の産学連携支援事業(2012年に始まった「産学連携先導大学の育成事業」(Leaders in Industry-university Cooperation))の中間評価の資料として活用される予定である。

※1 : 全国経済人連合会、大韓商工会議所、韓国貿易協会、中小企業中央会、韓国経営者総協会の5団体
※2 : 「産業界の観点大学評価」では、評価対象となる分野は毎年選定される。2013年度は、情報通信、半導体、コンピュータ・ソフトウェア、軽油・石油化学、精密化学、医薬、医療機器、デザインの8つが事業の対象となったが、このうち、医療、医療機器、デザインについては2013年度は評価は実施されず、企業側の需要調査・分析のみを実施
※3 : 評価指標の3つの領域:1.産学連携教育のインフラ整備、2.企業のニーズとカリキュラム内容の合致度、3.教育及び技術開発の成果

参考: 2014 Korean University Accreditation Institute (KCUE, 2014) pp.12-15

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