中国とEUがハイレベル対話を開催

原典①:欧州委員会(英語)
原典②:The Parliament Magazine(英語)
原典③:中国人民大学(英語)

中国のLiu Yandong(刘延东)国務院副総理とEUのAndroulla Vassiliou教育・文化・多言語・若者担当委員は、2014年9月6日、北京でハイレベル対話(中欧高级别人文交流对话、HPPD: High-Level-People-to-People Dialogue)を行った。今回の対話は2012年4月にブリュッセルでの開催に続く2度目の実施となり、第1回対話で合意した目標を振り返り、2地域間関係の発展のための文化交流と人材交流の新たな共同事業に合意した。この事業の中には、相互の学生交流のための奨学金増額が含まれている。具体的には、中国政府は中国または欧州で学ぶ留学生30,000人分の奨学金を用意し、欧州側も7,000人分の同様の支援を打ち出すことになる。また、この対話を受け、特定のテーマに沿った会合が今後実施される見通しとなった。テーマとしては、中欧間の教育制度比較(チューニング)、質保証、U-multirankへの中国教育機関の参加促進に関する話し合いが行われる予定。

※第1回対話で合意した主な事業

  • 中欧チューニングー2014年5月に作業完了
  • 中欧高等教育連携・交流プラットフォーム(HEPCE)―2013年4月より実施。高等教育の政策対話と優良事例の共有が目的
  • 在北京欧州連合代表部への文化担当アタッシェの派遣―2014年9月より実施予定
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