エラスムス・ムンドゥスプログラムのインパクト調査の結果が公開

原典①:EMA(英語)
原典②:欧州委員会(英語)
提言書:Erasmus Mundus Graduate Impact Survey(英語)

欧州と世界の教育機関が共同で教育プログラムを提供するエラスムス・ムンドゥス(NIAD-UE国際連携ウェブサイト)(EM)プログラムの在学生と卒業生を対象に、EM学生・卒業生協会(EMA)が毎年実施している卒業生調査の最新の結果が、2014年12月3日に公表された。2009年以来今回で5回目となる調査では、EMプログラム在学生と卒業生の合計2,184名に対し、受講プログラムへの満足度や現在の就職状況などが測定され、過去の調査結果との比較も行われている。主な調査結果は以下の通り。

  • 回答者2,184名のうち、1,122名(51.4%)が在学生で1,026名(48.6%)が卒業生
  • 出身地域は欧州(EU加盟国18.5%+それ以外26.1%)が最多で、南アジア(14.1%)が続く
  • 調査開始来のEMプログラム全般への満足度は、「非常に満足」(5段階最上位)が65.6%を占め、肯定的回答は9割以上に上る
  • プログラムの質に対しては、「やや満足」が最多の51.1%を集め、肯定的回答は83.9%
  • 保健分野のみ、プログラムの質の満足度が「非常に満足」>「やや満足」となり、満足度がかなり高い
  • プログラムの不満な点の最上位は「雇用が見込まれる企業との接触」の不足(66.8%)
  • 就職先の見つけ方として、16.1%が「プログラムで出会ったコンタクト」を通じて、と回答
  • 調査時までに就職できていない理由のうち、10.3%が「授与された学位が就職希望先の国で認証されない」と回答
  • EMが自分の「キャリア」に影響を与えるとの認識は、卒業後年数を経るごとに増加(1年後:36.9%→5年後:42.8%)
  • 「多文化コンピテンス」へのEMの影響は年々低下(1年後:57.1%が認識→5年後:50.6%)
  • 現在の居住先選択理由のうち、「家庭の事情」と「生まれ育った国」の割合が年々増加
  • EMプログラム受講の最大のきっかけは「奨学金」(65.5%)、次いで「欧州への移住/留学」(51.2%)、「参加大学のレベルの高さ」(45.5%)
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