欧州の工学教育プログラムが評価結果の相互認証へ

原典:ENAEE(英語)

欧州工学教育アクレディテーションネットワーク(ENAEE: European Network for Accreditation of Engineering Education)でEUR-ACEラベルの取扱いが認められている13の質保証機関(下記参照)は、2014年11月19日、工学教育プログラムに対するアクレディテーション結果を相互に認証する旨の協定に署名した。協定により、工学系資格を認証する立場にある機関や、工学系技術者の登録や免許を扱う機関に対して、EUR-ACEラベルの教育プログラムの同等性を認めるよう、署名した機関は働きかけるよう努力することとなった。

UR-ACEラベルは、2006年以来、ENAEE加盟質保証機関によるアクレディテーションを与えられた工学教育プログラムの証として用いられてきた。質保証機関がENAEEへ加盟するには、ENAEE独自の審査基準を充たす必要がある。現在までに、欧州をはじめとする30ヶ国300以上の大学において、のべ1,600近くの工学プログラムにEUR-ACEラベルが付されている。

今回の協定締結により、今後EUR-ACEラベルプログラム卒業生の国境を越えた活動がますます盛んになることが期待されている。

EUR-ACEラベル取扱機関

ASIIN(ドイツ)、CTI(フランス)、Engineering Council(英国)、Engineers Ireland(アイルランド)、Ordem dos Engenheiros(ポルトガル)、AEER(ロシア)、MÜDEK(トルコ)、ARACIS(ルーマニア)、QUACING(イタリア)、KAUT(ポーランド)、OAQ(スイス)、ANECA(スペイン)、FINHEEC(フィンランド)
カテゴリー: 欧州 パーマリンク

コメントを残す