2015年CHEA Award – 学習成果に関する先駆的取組みの2校が受賞!

原典:CHEA(英語)

CHEA(米国高等教育アクレディテーション協議会)では、学習成果の測定に関して先駆的な取組みを行っている教育機関を表彰する「CHEA Award」を、2005年の制度創設以来、毎年実施している。2015年1月13日に、2015年の受賞校が発表された。

受賞校は、Boston Architectural College’s Practice Department(マサチューセッツ州)とJames Madison University(バージニア州)の2校。表彰式は、同年1月26日から開催されたCHEA2015年次総会の中で行われた。

2015年CHEA Award受賞校
受賞校 概要 受賞理由
Boston Architectural College 1889年設立、マサチューセッツ州・ボストンにある私立の非営利高等教育機関。建築、内装建築、景観設計分野の教育を学士・修士レベルで提供。プログラムは、コースワークと、教室外の実習・専門分野の実務で得た専門スキルの測定を組み合わせた形で提供。2013年現在、約900名の学生が在籍。 学内のPractice Departmentという部門を中心に、教員・学生・実務家間の効果的な協力関係、または「学習契約」(learning contract)を築いている。その中には、経験的学習(experiential learning)の書面化の取組みも見ることができる。
Practice Departmentは、FD・SDをはじめ、カリキュラム開発、キャリア支援、学生のアセスメントを担当する全学的部署(同カレッジのサイトより)
James Madison University 1908年設立、バージニア州・ハリソンバーグにある公立大学。人文・社会・自然科学の様々な分野において、学士・修士・博士レベルの教育を提供。2013年現在、約20,200名の学生が在籍。なお、James Madison UniversityのSocial Work Programでは、2011年のCHEA Awardの受賞歴がある。 学生のアセスメントの質を評価する、いわゆるメタ評価のシステムを形成。学内の教育プログラムで行われるアセスメントを対象とし、レビューまたはレーティングを行う。また、質のモニタリング、強みと弱みの把握、アセスメントが学生の学びに影響を及ぼした程度の測定などを実施している。

参考:過去のCHEA Award受賞校の一覧はCHEAウェブサイトで紹介されている。

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