QAAが2013-14学事年度の高等教育レビューの総括報告書を発表

原典:英国高等教育質保証機構(QAA)(英語)

英国高等教育質保証機構(QAA)は、2013-14学事年度に実施した高等教育レビュー(Higher Education Reveiew: HER)を総括した報告書「Higher Education Review: First Year Findings 2013-2014」(全26ページ)を2014年12月に発表した。

受審校数は47校
高等教育レビューは、従前の機関別レビューに代わり、リスクベースの評価手法を採り入れて2013年度から始動した。第1回目の実施となった2013年度は、大学(University)が2校 、継続教育カレッジ(Further education college)が45校の合計47校が受審した。

総評
同報告書には、受審した47校の総評として次の3点が挙げられている。

  • 継続教育カレッジにおける学習環境の整備については、概して英国の全国水準を上回るものであった。学習機会に関して4段階判定の最上位である「推奨」(Commended)が6校に与えられ、うち4校は農学系カレッジであった。
  • 学習環境に加えて、雇用者の参画と学習機会が、継続教育カレッジの強みとして明らかとなった。
  • 45の継続教育カレッジのうち13%(6校)が、4つの主領域(学術水準、学習機会、情報、向上)のいずれかで、「水準を満たしていない」の判定となった。この理由として、継続教育に必要な管理とガバナンスの仕組みが欠如していること、向上や学生参画に取り組むために、戦略性をもったアプローチに着目する点が足りなかったといった事柄が散見された。

優れた取組みと提言
各受審機関のレビューでは、4つの各判定領域およびクオリティ・コード(QAAが策定するレビューの参照規範)の各章において、優れた取組みや改善のための提言が明らかにされた。例えば、学術水準に関して、ある継続教育カレッジでは、カリキュラムの設計や見直しに雇用者を参画させ、その視点を採り入れる仕組みを整えていることが優れた取組みと認められた。

総括報告書では、各判定領域の優れた取組みの事例を紹介している(報告書pp. 10-14)。また、受審機関の個別のレビュー報告書は、QAAウェブサイト「Reviews and reports」で閲覧が可能。

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