タグアーカイブ:国際化戦略

香港の中等後教育政策――香港特別行政区長官による2025年施政報告より

2025年9月17日、香港特別行政区の李家超(John Lee)行政長官は、今後1年の施政の重点項目を示す「2025年 施政報告(施政方針演説)」(The Chief Executive’s 2025 Policy Address)を行った。報告の中で、高等教育政策について、香港は世界大学ランキングの上位100位内に入る大学を5校※1擁するという強みを生かして、中等後教育の国際的ハブとなり、国際高度人材が集まる地域へと発展させると表明した。 続きを読む

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ドイツ:受入れ留学生の多くがドイツでの就労を希望。学生支援の強化が課題―DAADの調査報告

ドイツ学術交流会(DAAD)がドイツの大学に留学中の学生を対象に、留学後の進路の希望等について行った調査において、回答した学生の3分の2が留学先での学修の修了後もドイツに留まって就職・生活することを希望しているとの結果が出た。 続きを読む

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オランダ:留学生数の抑制と英語による学士課程の削減

オランダでは、近年国内の高等教育機関に受け入れる留学生が急増する中、留学生数を抑制し、オランダ語による高等教育機会を確保するための法整備が進められている。高等教育機関も、政府の留学生数抑制策を受けて様々な対策を講じている。特に、大学において2023年度に全体の30%を占めた英語による学士課程は、今後20%ほどに削減され、オランダ語や英語とオランダ語の二か国語の学士課程に変更される予定である。 続きを読む

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【イギリス】ブリティッシュ・カウンシルが英国の高等教育機関による国境を越えた教育(TNE)に関する報告書を公表

2024年11月27日、ブリティッシュ・カウンシルは、英国高等教育質保証機構(QAA)の協力のもと作成した「国境を越えた教育(TNE)に関する枠組(A Global Framework for Transnational Education Engagement)」と題する報告書を公表した。 続きを読む

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欧州共通の質保証基準の改訂に向けて:QA-FITプロジェクトが考慮すべき観点を検証

欧州高等教育質保証協会(ENQA)は2024年11月、公式ウェブサイト上で、2022年6月から2年半にわたり実施されたQA-FITプロジェクトの最終報告書Quality Assurance Fit for the Future (QA-FIT): Key considerations for the revision of the ESGを発表した。本報告書は、質保証機関や高等教育機関、教育省庁、学生連合等の各ステークホルダーによるこれまでの議論を踏まえ、「欧州高等教育圏における質保証の基準とガイドライン(ESG 2015)」※1の改訂に際して考慮すべき観点を包括的に整理・検証している。 続きを読む

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オーストラリア:2023年の学生経験調査結果が公表―教育経験に関する留学生の肯定的評価は上昇傾向を維持

オーストラリアでは、国内の高等教育機関に在籍する学生の入学から就職までの経験や卒業生の成果に関する全国規模の調査「Quality Indicators for Learning and Teaching:QILT」を2012年から毎年実施している。調査の結果は報告書にまとめられ、専用ウェブサイトに掲載される。2024年11月に同サイト上で2023年の学生経験調査(Student Experience Survey:SES)の結果が公表された。 続きを読む

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「欧州高等教育圏における質保証の基準とガイドライン(ESG)」改訂のための運営委員会が発足

欧州高等教育質保証協会(ENQA)は2024年10月、欧州学生連合(ESU)、欧州大学協会(EUA)、欧州高等教育機関協会(EURASHE)とともに※1、「欧州高等教育圏における質保証の基準とガイドライン(ESG 2015)」(本サイト「欧州」>「地域レベルの高等教育政策」ページ)の改訂に向けた運営委員会を発足させたことを発表した。これは、2024年5月にアルバニアのティラナで行われた「欧州高等教育圏大臣会合2024」における共同声明(コミュニケ)※2を受けた取組であり、これにより、かねてから議論されてきたESG改訂に向けた動きが本格化した。 続きを読む

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【欧州】エラスムス・ムンドゥス共同修士課程:2024年の採択結果を公表

欧州委員会は2024年9月、エラスムス・プラスの公式ウェブサイト上で、2024年に採択された34のコンソーシアムが提供するエラスムス・ムンドゥス共同修士課程プログラムを発表した。これらのコンソーシアムには、38か国から高等教育機関等が参画している。また、これらの国に加えて、さらに40か国から連携パートナーが協力している。各プログラムへは全世界の学生が出願可能であり、プログラムの選考及び奨学金受給資格の選考に合格した場合、奨学金が支給される。 続きを読む

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「欧州大学」プロジェクト第5回採択結果:合計64のコンソーシアムが活動へ

欧州委員会は2024年6月、「欧州教育圏」公式ウェブサイト上で、2024年の「欧州大学」プロジェクトに採択された14のコンソーシアムを発表した。これにより、エラスムス・プラス2021-2027の助成金の下、過去2年分の採択件数と合わせて64の「欧州大学」が、2024年中に国境や分野を越えて連携協力し、活動することとなる。さらに、2024年の公募より新たに設けられた区分である「欧州の高等教育界全体に資する『実践共同体(community of practice: CoP)』※1の創設を担う取組」にも、1件のコンソーシアムが採択された。 続きを読む

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ドイツ政府の大学国際化戦略(2024~2034年)が公表:受入れ留学生の学修の成功と留学後のドイツでの就労につながる支援の充実を

2024年6月14日、ドイツ西部のザールブリュッケンで開催された、各州常設文部大臣会議(KMK)の会合において、ドイツの大学国際化に関する政府(連邦、州)の今後10年の戦略「ドイツの大学国際化に関する連邦及び州政府の学術担当大臣の戦略(2024~2034年)(原題:Internationalisierung der Hochschulen in Deutschland: Strategie der Wissenschaftsministerinnen und Wissenschaftsminister von Bund und Ländern (2024–2034))」が採択された。 続きを読む

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