英国最初の大規模公開オンライン講座(MOOCs):FutureLearn

原典:Future Learn(英語)

米国で開始された大規模公開オンライン講座(MOOCs)の英国最初のプラットフォームとして、FutureLearnが開始された。管理はオープン・ユニバーシティ(遠隔教育を中心とした高等教育提供機関)が行う。FutureLearnウェブサイトは、2013年9月18日に開設され、2014年初頭までは試用版として運用される。

2013年10月現在、25の英国大学、大英図書館、大英博物館、ブリティッシュ・カウンシルのほか、ニュージーランド、オーストラリアの大学もパートナー機関として参加している。

FutureLearnウェブサイトは、スマートフォン、タブレット端末およびデスクトップ・コンピュータでも利用できるように設計されている。

FutureLearnの特徴:

  • 豊富な学習材料:映像、音声、テキスト記事など、様々な媒体で配信される。これらの多くは、学習者間で共有したり、ウェブ画面を介して検索できるように設計されている。
  • 共同体学習(Community learning):学習者は自身のプロフィールページを構築でき、他の学習者との相互交流、他者の学習経験の参照、また互いにフォローしあうことを可能としている。
  • 学習者のためのフィードバック:学習者支援のため、個々の講義において小テストが設計され、知識が定着していない部分を補うため、個別の設問への回答後にフィードバックやヒントが与えられる仕組みになっている。学習者に対して、個別に進捗ページが設けられ、コースをどのくらいまで進めているのか、全体的なスコア、他者との交流実績が表示される。
  • コース作成と分析ツール:教員が学習者のニーズに応えることができるように、簡単なウェブによるコース作成ツールや、学習者がコースとどのように相互作用しているか測る機能(分単位での学習時間数の統計)を提供する。
  • 学習記録:すべての学習者が、FutureLearnコミュニティ内で共有することができる学習を記録するページ(screen record)を持つ。また、今後、有料の修了証書の発行と地域のテストセンターでの試験を試行的に実施する予定である。
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