「欧州高等教育圏における質保証の基準とガイドライン(ESG)」が改定予定

原典:欧州質保証機関登録簿(EQAR)(英語)

E4グループ※1が、Education International (EI)、BUSINESSEUROPE、および欧州質保証機関登録簿(EQAR)の協力のもと、「欧州高等教育圏における質保証の基準とガイドライン(ESG)」の改定に関する共同提案書を、2014年3月18日に発表した。

背景

現在のESGが欧州高等教育大臣会合によって採択された2005年以来、質保証分野だけでなく、資格枠組み(QF)、学位・資格の認証、および学習成果の重点化の促進などのような、ボローニャプロセスの活動において著しい進展がみられており、これらすべてが学生を中心に置いた教育のあり方という考え方に変化してきている。

この変化を考慮し、「明確性、適用可能性および有用性の面の改善を図る」ため、2012年の欧州高等教育大臣会合(ブカレスト会合)において、ESGを改定する計画が示された。

今後の予定

ESG改定に向けた提案書は、大臣会合間でボローニャ・プロセスを監督するボローニャ・フォローアップ・グループ(Bologna Follow Up Group:BFUG)※2に提出され、2014年4月に行われる、BFUG会合で議論される。最終的には、2015年にアルメニアで開催される次回の欧州高等教育大臣会合で採択されることを目指す。
※1 E4グループ
欧州高等教育質保証協会:ENQA、欧州学生ユニオン:ESU、欧州大学協会:EUA、欧州高等教育機関協会:EURASHE※2 ボローニャ・フォローアップ・グループ
ボローニャ・プロセス参加国の代表及び欧州委員会で構成。EU議長がチェアを務める。ボローニャ・プロセスにおける質保証、学位・資格の認証、単位互換、ジョイント・ディグリーの策定、流動性(モビリティ)、ボローニャ・プロセスの拡大、生涯学習、学生参加等のテーマに関するセミナーの企画・立案を主な任務とする。

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