インディアナ州が全米で初のSARA加盟州となる

原典:SARA: State Authorization Reciprocity Agreement(英語)

中西部高等教育連合(MHEC)は、インディアナ州を州認可協力協定※1(SARA: State Authorization Reciprocity Agreement)の加盟州として認める決定を下した。同州は全米で初めてSARAへの参加が認められた州となる。

インディアナ州はSARAへ参加するために、州内外の営利教育機関に対する監督を行う組織として営利教育局(Board for Proprietary Education)を設置し、さらに既存の高等教育委員会(Commission for Higher Education)の監督権限を同州内で教育提供を行う州外に設置された公立/非営利機関にまで拡大した。

3月24日現在、ネバダ州とノースダコタ州※2が自州が所属する地域のSARA団体にSARAへの加盟を申請している。そのほか6州でSARA加盟へ向けた州法の改正がすでに行われており、さらに14の州で改正法案が審議中である。

各州のSARA加盟への動きはState Actions Regarding SARAから確認できる。

SARAに加盟した州は、これから州内の高等教育機関に対してSARA参加の申請を受け付けることになる。

※1 米国連邦行政規則第34章600条9項により、遠隔/通信教育の提供機関は、その機関が設置されている州のほか、提供する課程に在籍する学習者が在住する州の規制も遵守することになっている。州認可協力協定(SARA)は、この複雑な規制に対し、教育提供機関が設置されている州の規制をもって、他の州の規制とするという協定のことを指す。(SARAの詳細は本サイト 2013/11/20投稿記事をご覧ください)

※2 記事執筆時点(4月18日)で、すでにノースダコタ州もSARAへの加盟が認められている。

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