中国科学技術協会がワシントン協定に暫定加盟

原典:「中国工程教育成功加入《华盛顿协议》」(中国語)

2013年6月19日、ソウルにて開催された国際エンジニア連合(International Engineering Alliance: IEA)の会議において、中国がワシントン協定(Washington Accord)※1暫定加盟することが承認され、中国科学技術協会(China Association for Science and Technology: CAST)※2が暫定加盟団体として登録された。

中国国内の工業教育の認定は、教育部から授権した唯一の機関として中国工業教育認定協会(China Engineering Education Accreditation Association: CEEAA)※3が、中国科学技術協会(CAST)の指導の下に実施することとなっており、ウェブサイトに認定の基準や結果等が公開されている。また中国工業認定協会(CEEAA)の事務局が設置された中国教育部高等教育教学評価センター(HEEC)では、工業教育のプログラム認定に関する評価説明会や関連会議等の活動を国内各地で活発に展開している。※4

[文中の補足および関連リンク]

※1 ワシントン協定(Washington Accord)は、技術者教育の実質的同等性を相互認定するための国際協定。日本は日本技術者教育認定機構(JABEE)が正式加盟している。
※2 中国科学技術協会は、1958年に設立された学術交流団体。中国工業教育認定協会(CEEAA)の業務主管機関である。
※3 中国工業教育認定協会の前身は全国工業教育プログラム認定専門家委員会。機械、電子、電気、化学工業、製薬、コンピュータ、土木等の14分野(2014年6月現在)のプログラム認定を実施する。中国は2005年より工業プログラム認定に取り組んでおり、2006年から2013年までに200以上のプログラムが認定を受けている。
*中国工業教育認定協会ウェブサイト:英文 | 中文
※4 プログラムの認定(原語:认证(認証))は、本科教育(日本の学士課程に相当)の第2ラウンド評価における主要な取組みのひとつとされている。
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