原典:CIHE(英語)
地域アクレディテーション機関の1つである、ニューイングランド学校協会(NEASC)の高等教育機関委員会(CIHE)は、2014年秋よりアクレディテーション基準の改正にむけて動き出している。これまでに9回の地区会合を所管地域および英国で開催し、改正の方向性をまとめたディスカッションペーパーをウェブ上で公表している。
今後は、改正基準案の提示、加盟大学からの意見募集、地区会合などを行い、2016年秋より新基準によるアクレディテーション審査を開始する予定としている。現在11の基準で構成されているCIHEのアクレディテーション基準は2005年に制定されたものに、2011年に微修正が加えられたものである。
公表されている資料によると、CIHEの評価基準は以下の10の改正方針のもとに行うことになっている。この中には、2014年に基準を改正されたMSCHE(本サイト2014/11/13投稿記事)でも見られた、観点をまとめ基準の数を減らす姿勢も含まれている。
- 大学の使命中心姿勢の継続
- 成果のさらなる強調
- イノベーションの柔軟な受入れ
- 大学の説明責任のさらなる追及
- 大学の透明性のさらなる追及
- 基準の簡素化
- 明解な審査過程の維持
- コンプライアンスと改善の切り分けの検討
- 大学の分化促進
- コンピテンスベース教育への対応
また、CIHEは加盟大学やそれ以外に興味を持つものに対して、下記のテーマに関する意見を特に募集している。
- 学生が収める成果と成功
- 教員の役割と構成
- 大学や企業などとのパートナーシップ
- コンピテンスベース教育、既修得学習など、様々な場で修得した単位
- 図書館や遠隔教育などのテクノロジー