豪州で2015年度全国学生調査(SES)の結果が公表

出典1:豪州教育訓練省(英語)
出典2:2015 Student Experience Survey National Report(英語)

2016年3月4日、豪州教育訓練省は、2015年度に実施した全国学生調査(National Student Experience Survey)の結果を公表した。

同調査は、2011年度に、大学における学生調査(University Experience Survey)として、高等教育機関における学生の経験を調査し、学習への主体的関与や満足度に関する情報を得ることを目的に開始されたものである。2015年からは、大学機関以外の高等教育機関の参加を促すため、名称を全国学生調査として調査を行っている。2015年度の調査には、オーストラリアの40大学に加え、非大学型の高等教育機関39校も参加した。

回答の対象は大学・非大学型の高等教育機関に在籍する約39万人の学士課程の学生で、このうち約14万5000人から回答を得た。

調査内容は、「能力開発(Skills Development)」、「学習者の能動的参画(Learners Engagement)」、「教育の質(Teaching Quality)」、「学生支援(Student Support)」、「学習資源(Learning Resources)」の5つの領域で、各領域に10前後の質問項目が設けられている。質問項目は、QILT(Quality Indicators for Learning and Teaching)のウェブサイトから確認することができる。

回答は、学年、性別、年齢、母国語、国内学生/留学生、専門分野などの区分により分析され、区分ごとの回答結果も公表されている。

今回の調査では、全体の8割の学生が全体的な教育の質に満足と回答しており、豪州の教育の質は2011年以来一貫して高い水準を維持していることが示唆された。さらに、先述の領域別では「学習資源」の項目で86パーセントの学生が満足しており、充実した学習資源が提供されていることが読み取れる。一方、「学習者の能動的参画」の項目については、全体として60パーセントの満足の割合いにとどまり、今後の学生の学習活動への積極的な参画が課題であることが推察される。

調査結果の詳細についてはQILTウェブサイトに公表されている報告書を参照。

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