エラスムス・ムンドゥスのインパクト調査(Graduate Impact Survey 2014-2015)が公開

原典:Erasmus Mundus Graduate Imapct Survey(英語)

2015年11月に、エラスムス・ムンドゥス*(参照:NIAD-QE国際連携ウェブサイト)のインパクト調査の報告書「Erasmus Mundus Graduate Impact Survey」が公開された。
この調査は、2009年から毎年行われており、エラスムス・ムンドゥス(以下「プログラム」)に現在所属する学生や修了生にプログラムが与えている影響を調べ、プログラムの修了生の自己啓発、専門的能力(職能)の向上にどのように寄与しているかを調査したものである。
今回の調査は、2015年10月1日から20日にかけてプログラムの修士課程に現在所属する学生および修了生を対象にして、オンライン上で行われた。設問数は約40問、回答者は1,458人。回答者の内訳は、修了生1,035人(71%)、現在所属する学生423人(29%)である。

  • *エラスムス・ムンドゥス:欧州を中心とし、高等教育を対象とした奨学金及び学術交流に
  •              かかるプログラムのこと。

主な調査結果

●満足度について

  • プログラムへの満足度合は、7段階(非常に満足、大いに満足、満足、部分的に満足、満足していない、不満、大いに不満)のうち特に肯定的な評価(非常に満足・大いに満足)をした人が、66.4%を占め、比較的肯定的な評価(非常に満足、大いに満足、満足、部分的に満足)をした人を含めると、97.5%である。
  • 学問分野ごとや学習年限ごとに調査した満足度は、分野や学習年限の違いによる大きな差は見られず、平均値は「満足」のレベルであった。
  • 修了生のうち、58.9%が自身の専攻する学問分野と職業分野が合っていると回答した。

●雇用との関係について

  • 労働市場に対して不足しているものを聞いたところ、最上位は「雇用が見込まれる企業との接触」の不足(72.6%)であった。
  • プログラムを終えた後に、正規雇用された人は66.2%(2012年から2015年の過去4年間の平均で、博士課程等に進学した学生は除く)である。
  • 調査時までに就職できていない理由のうち、7.2%が「授与された学位が就職希望先の国で認証されない」と回答した。
  • 修了生が、プログラムにより、大きく影響をうけたと考える事柄については、「キャリア形成」64%、「異文化間能力」47.8%という回答であった。一方、現在所属する学生が、今後プログラムへ期待する点として「キャリア形成」43.5%、「異文化間能力」58.7%といった回答であった。

●きっかけについて

  • プログラムで修士課程を選んだ最大のきっかけは、「奨学金」(69.6%)、「欧州への移住/留学」(51.7%)、「参加大学の学術水準の高さ」(48.7%)である。
  • プログラムを知ったきっかけのうち、上位3つはインターネット(48.7%)、友人(26.1%)、出身大学(15.7%)であった。

なお、昨年の調査結果は、こちら(本サイト2015/1/13投稿記事)をご参照ください。

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