CHEAとIIEP‐UNESCOが質保証、アクレディテーション及び学術不正(Academic Corruption)に係る専門家会議を共催

原典:①CHEA-News Release March 31 2016(英語)【2017/4/19時点リンク切れ】
IIEP UNESCO| International institute for educational planning(英語)

米国高等教育アクレディテーション協議会国際質保証グループ(CHEA International Quality Group: CIQG)及びユネスコ国際教育計画研究所(IIEP-UNESCO)は、質保証、アクレディテーション及び学術不正(Academic Corruption)に対処する上での両機関の役割について話し合う専門家会議を共催した。

会議は2016年3月30日から2日間、ワシントンDCにて開催された。John Daniel氏(Chair of the United World Colleges International Board)及びMuriel Poisson氏(Head of the Research and Development Team, IIEP-UNESCO)が共同議長を務め、世界各国のアクレディテーション・質保証機関、大学や高等教育関係団体の代表らが出席した。

会議では、「学術不正」を、不正な利益を伴う入学・試験・学位授与に関連する行為と定義して議論を行った。(例えば、カンニング行為、剽窃、研究の改ざん、ディグリーミル及びアクレディテーションミルなど。)また、学術不正の背景・歴史、不正対処にあたっての質保証やその役割のほか、学術不正に関する勧告を作成するにあたり考慮すべき以下の3点について話し合われた。

(1) 既存のグッド・プラクティスは質保証機関が不正に対処するにあたって十分なものであるか。
(2) 質保証機関及び高等教育機関は不正を防ぐため、互いにどのように対処することができるか。
(3) 質保証機関は不正を防ぐために、他の利害関係者(政府、学生団体、監視当局)と共に対処すべきか。

会議の議長であるJohn Daniel氏によれば、「学術不正は、利害関係者にとって直面したくない深刻な問題だ。我々の活動が警鐘となることを願う。」としている。

CHEAとIIEP-UNESCOは、質保証、アクレディテーション及び学術不正に係る勧告声明を数か月中に作成する予定である。

※ ユネスコ国際教育計画研究所(IIEP‐UNESCO):UNESCOの一機関であり、各政府等の教育政策・計画・マネジメントをサポートすることを使命としている。

 

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