出典:British Council(英語)
今年より新たに英中教育政策週間(UK-China Education Policy Week)が3月14日から19日まで中国の北京で開催され、英中両国における国境を越えた教育プログラム(TNEプログラム)の質保証の指針となる「北京声明(BEIJING STATEMENT)」が発表された。
英中教育政策週間とは、2015年に開催された英中国民対話及び英中教育サミット(本サイト2015/11/10投稿記事)のフォローアップとして実施されたもので、「TNEプログラム」、「職業教育」、「交換留学」、「卒業生の就職力」、「起業家精神」など幅広いテーマのもと多数の教育政策イベントが開催された。このイベントには英中両国から様々な分野の専門家およそ100人が集い、議論がなされた。
「北京声明」は、高等教育セクターとの協議の上、ブリティッシュ・カウンシル、中国教育国際交流協会(CEAIE)、中国教育部学位・大学院教育発展センター(CDGDC)、英国高等教育質保証機構(QAA)及び英国高等教育国際ユニット(IU)らの協働により起草されたものであり、英国のビジネス・イノベーション・職業技能省及び中国教育部の支援のもとブリティッシュ・カウンシル及びCEAIEが共催したワークショップの中で発表された。
「北京声明」では、TNEプログラムの質保証に関し、データや情報の共有を促すため両国の質保証機関等が恒常的なチャンネルを持つこと、機関間の連携を向上させるための方法を模索すること、ベストプラクティスや各機関の経験を共有することの重要性を確認することなどが言及されている。
今後、参加機関はTNEプログラムを開設する際には、今回合意された指針に従うことになる。
以下、「北京声明」における質保証に関する箇所の抜粋