高等教育機関の国際的な連携の質を測るオンラインツールを公開―eQuATIC

原典①: 学術協力協会(英語)
原典②: eQuATIC(英語)

eQuATICプロジェクトは2015年1月から、ベルギー・フランダース政府の助成のもと、ベルギーのゲント大学を中心として行われた。2016年12月、eQuATIC(Online Quality Assurance Tool for International Cooperation)プロジェクトは高等教育機関が現在実施している、あるいは、将来的に見込まれる国際的な連携の質及び強み・弱みを評価する際に役立つツールとしてeQuATICを公開した。

プロジェクトの概要

同プロジェクトは、ベルギー・フランダース地方の高等教育機関の国際的な連携の質の改善を目的として行われたプロジェクトであり、同ツールは、Erasmus+(参照:NIAD-QE国際連携ウェブサイト)をはじめとする、既存のデータを再利用して数値化した指標(下記参照)を使用している点が特徴である。高等教育機関の関係者は各機関の下記に示した指標の数値データを利用して、機関の国際的な連携の強みと弱みを分析することができるとされている。

eQuATICの10の指標

  1. 留学生の派遣・受入実績―学習量と達成度の調査
  2. 支援と設備―エラスムス+報告書の学生の満足度
  3. 学術的な質―教育・学習に対する学生の満足度
  4. ランキング―Times Higher Education, QS, ARWU
  5. コース概要の情報―学習計画確認書(learning agreement)の作成に関する学生のフィードバック
  6. 留学に関する書類交換―学習計画確認書・成績証明書等の手続き、成績基準の利用可否
  7. 移動率(Mobility Rate)―学生と職員の移動
  8. 関与―様々な課程/プログラムにおける機関間合意数
  9. 及び10. 教育・研究における連携―教育・研究費による事業、共同教育課程、共著刊行物

ツールの運用状況

eQuATICの担当者によると、2017年1月現在、同ツールは高等教育機関を対象として運用されており、3か月の無料試行期間の後、年間1000-2000ユーロで利用することができる見込みである(料金は参加する機関数によって変動する)。フランダース地方の機関のみならず、日本を含め海外機関も自機関の情報を提出した上でツールを利用することができる。また、利用する機関は上記指標の数値データのみならず、数値の背景にある情報や数値の算出方法を含むレポートを同ツールから取得することができる。

留学中の学習計画を記載したもので、学生個人、学生の所属大学及び受入大学の三者によって作成される。

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