日仏の大学協会が相互認証協定を締結

原典:国立大学協会
原典:フランス大学長会議(CPU)(フランス語)

2014年5月5日、安倍首相とオランド大統領が陪席する中、フランス・パリの大統領府において、国立大学協会(JANU)、フランス大学長会議(CPU)、およびフランス技師学校(CDEFI)の間で、「高等教育機関における継続履修のための履修、学位及び単位の相互認証に関する協定」が結ばれた。当協定により、学生の、相手国への入学、編入、学位の相互認証に関する合意がなされた。協定の概要は以下の通りである。

対象機関

国立大学協会、CPU、CDEFIのいずれかに属する高等教育機関

協定の主な対象

対象出願が認められる、または審査のうえ入学が認められる課程

日本からフランスへの留学
対象 出願が認められる、または審査のうえ入学が認められる課程
日本の大学の学士課程の第1学年への出願資格を満たす学生 フランスの大学のLicence課程の第1学年
日本の大学の学士課程の第1学年への出願資格を満たす学生 フランスの技師学校の準備過程の第1学年
日本の学士号を有する学生 同じ専攻領域におけるフランスの大学のMaster課程の第1学年
日本の学士号を有する学生 特別措置によりフランスのMaster課程の第2学年への編入が認められる場合もある。
日本の学士号を有する学生 フランスの技師学校の技師課程の第2学年
日本の大学の学士課程の第1学年への出願資格を満たす学生 同じ専攻領域におけるフランスの大学のDoctorat課程
フランスから日本への留学
フランスのバカロレア又は同等の資格を有する学生 日本の大学の学士課程の第1学年
フランスのLicence学位を有する学生 同じ専攻領域における日本の大学の学士課程の第4学年
フランスのLicence学位を有する学生 特別措置により日本の修士課程への入学が認められる場合もある。
フランスの、Licence学位を有しMaster課程の第1学年を修了した学生 同じ専攻領域における日本の大学の修士課程の第1学年
フランスのMaster学位を有する学生 同じ専攻領域における日本の大学の博士課程

単位制度の認証について

日本の高等教育機関が付与する1単位と、欧州単位互換制度(ECTS)が付与する1.5-2単位がおおよそ相当するとの基準に基づく。
※Licence課程、Master課程、Doctorat課程については、諸外国の高等教育分野における質保証システムの概要:フランス(大学評価・学位授与機構、2012年)のp.7をご参照ください。
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