第8回AIMSプログラム・レビューミーティング開催

原典:ブルネイ・ダルサラーム大学

2014年12月2日から3日にかけて、AIMS(ASEAN International Mobility for Students Programmes)プログラム(NIAD-UE国際連携ウェブサイト)の第8回レビューミーティングが、ブルネイで開催された。

レビューミーティングについて

プログラムの現状把握や現実的な課題について検討するため、AIMS参加国(マレーシア、インドネシア、タイ、フィリピン、ブルネイ、日本)の政策担当者、評価者およびプログラム参加大学の関係者が集まる定期会合を年2回開催。

第8回レビューミーティング

ホスト機関 : ブルネイ・ダルサラーム大学(UBD: Universiti Brunei Darussalam)

ブルネイ・ダルサラーム大学とAIMSの関係について

UBDは2012年にAIMSに加盟してから現在までに、AIMSプログラムのもと、2人の学生をマレーシア工科大学に派遣し、早稲田大学から5人の学生を、ウタラマレーシア大学から2人の学生を受け入れている。UBDでは7つの交流分野のプログラム(ホスピタリティ&観光、農業、食料科学技術、工学、経済学、言語・文化、国際ビジネスのすべて)を提供している。特に、UBD においては、AIMSプログラムの学生は言語・文化および国際ビジネスのコースを受けている。

ミーティング概要

UBDは、SEAMEO RIHEDおよびブルネイ教育省の支援のもと、第8回AIMSプログラム・レビューミーティングを主催した。今回は、ブルネイ、インドネシア、日本、マレーシア、フィリピン、タイおよびベトナムの関係省庁・大学から100人を超える参加があった。

本ミーティングにおいては、各加盟国が直面している課題について述べられるとともに、改善案が提案され、また、AIMSプログラムのさらなる拡張についての計画も述べられた。

また、次の活動についても力を入れることとなった。

  • ASEAN域内外におけるさらなる学生移動の促進
  • 加盟大学間の協力の強化
  • 大学のIRO(International Relations Office:国際連携オフィス)の責任強化と効率化の促進
  • 参加している高等教育機関の教育の質の強化

本ミーティング内では、参加者はUBDのキャンパス・ツアーにも参加し、当大学の国際交流プログラムの説明を受けた。当日はブルネイ工科大学への訪問およびバンダルスリブガワンへの都市ツアーも行われた。

2009年初めに、マレーシア・タイ・インドネシアの3か国で開始されたMIT学生モビリティのパイロット・プロジェクトはAIMSとなり、加盟国を拡大している。AIMSは好評を得つつASEANにおける重要な学生交流プログラムとなり、ASEAN域外の他国にもよく知られるところとなった。

AIMSでは2015年までに、交流分野を10に増やし、加盟国も10か国に拡大することを目標としている。

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