GACが4つのアクレディテーション機関を再認定

出典①:German Accreditation Council:GAC(ドイツ語)
出典②:European Association For Quality Assurance In Higher Education:ENQA(英語)

ドイツアクレディテーション協議会(GAC)が、スイスアクレディテーション・質保証機構(AAQ)、アクレディテーション・認証・質保証機構(ACQUIN)、工学・情報学・自然科学・数学プログラム・アクレディテーション機構(ASIIN)及び中央評価・アクレディテーション機構(ZEvA)の4機関を再認定したと発表した。

ドイツでは、GACに適格認定されたアクレディテーション機関のみが、高等教育学習課程あるいは高等教育機関を適格認定する権利を付与される。現在、地域別もしくは専門分野別に、全部で10のアクレディテーション機関(ドイツ、オーストリア、スイスに所在)がGACにより適格認定されている。なお、GACによるアクレディテーション機関に対する適格認定の有効期限は5年間となっている。

このたび再認定された4機関のうち、AAQはスイスの質保証機関である。AAQは以前、スイス高等教育アクレディテーション・質保証センター(OAQ)という機関であったが、スイス国内の高等教育に係る法律が2015年に改訂され、「大学(university)」、「応用科学大学(university of applied sciences)」及び「教育大学(university of teacher education)」等の大学名称を付与された高等教育機関については、機関別評価の受審が義務付けられたのを機に、OAQよりAAQに改組された。そのため、AAQとしてGACから適格認定を受けるのは今回が初めてとなる。(なお、OAQとしては2009年に認定を受けている。)

なお、その他の3機関については、ACCQUIN及びASIINは、2006年、2011年に続き三回目の再認定となり、ZEvAについては、4度目の再認定となる。

このほかGACによると、経済学・国際ビジネス経営プログラム・アクレディテーション機構(FIBAA)及びプログラム・アクレディテーション・質保証機構(AQAS)の2機関についても現在、再認定のための審査が進められている。

※ドイツの高等教育に係る質保証制度にはプログラム・アクレディテーションと機関別評価であるシステム・アクレディテーションの2種類があり、高等教育機関は2つのタイプのどちらかを選択することができる。

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