独:質保証制度枠組の見直しへ向けて ‐州間協定に合意

原典: 各州常設文部大臣会議 (Die Kultusministerkonferenz: KMK)(ドイツ語)
参考: 連邦憲法裁判所(Bundesverfassungsgerichts: BVG)(ドイツ語)

ドイツ各州常設文部大臣会議(Die Kultusministerkonferenz: KMK)は、高等教育機関の学習課程における教育の質を保証するための共通のアクレディテーション制度を組織等に関する州間協定に合意した。

この背景には、2016年2月17日、連邦憲法裁判所 (Bundesverfassungsgerichts)が、アクレディテーションに係る内容や手続、アクレディテーションを担う組織の組織上の要件や構成等については、重要な事柄であり法律による規定がなされるべきところ、現状はそれが不十分であるとの判断を行い、各州に対し2017年12月31日までに是正するよう求めていた経緯がある。

今後は、この州間協定に基づき、アクレディテーション制度における枠組の見直しを含め、各州が共に連携を図っていくことになる。なお、見直しの方向性としてはピアレビューの原則の維持や、職業経験者及び学生の代表者によるプログラムアクレディテーション及びシステムアクレディテーションへの参加を必須とすること等、これまでの体系を基本的には維持することとしているが、この州間協定案における従来の枠組からの変更としては以下の点等が挙げられる。

  • ドイツアクレディテーション協議会(GAC)及び各アクレディテーション機関の役割分担の再定義。(現状では、各アクレディテーション機関が有していたアクレディテーション結果の最終的な決定を行う権限をGACに移譲。)
  • 連邦憲法裁判所が求める組織上の要件を担保するために、GACの構成員の過半数を研究者とする。
  • アクレディテーション機関による認証の代わりに、欧州質保証登録簿(EQAR)への登録をベースとした簡易化したアクレディテーション機関の認証。
  • 代替的なアクレディテーション手法の開発。

なお、2018年1月1日の新制度導入を目指し、現在詳細な制度設計を行っている。

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