韓国MOOCは実学重視 教育部が第4次産業革命関連講座をコースとして選定

インターネット等を通じて誰もが学習することができるMOOC(Massive Open Online Course:大規模公開オンライン講義)。日本では2013年に日本オープンオンライン教育推進協議会(JMOOC)が発足し、生涯学習、社会人のリカレント教育の手段として注目されている。

K-MOOCの現状

韓国では、2015年10月にK-MOOC(Korean Massive Open Online Course)のサービスを開始した。韓国教育部はMOOC導入により期待される効果として、大学のコスト削減、学習効果の向上、とりわけ高等教育の機会均等を挙げていた。開始当初は国内の有力大学10大学による27講座が開設され、2017年では講座提供機関数は70機関、開講講座は324講座へと増加している。2018年にはサービス開始当初の目標としていた500を超える講座が開講されることが見込まれ、2018年5月時点における会員登録数は約27万9千人、受講申請件数は58万1千件となっている。

第4次産業革命に関連する連続講座を選定

教育部は2018年7月11日にK-MOOCの連続講座選定結果を発表した。これは第4次産業革命※1に関連する専門分野の講座を体系的に学習できることを目的としたもので、2018年に初めて導入された。選定にあたっては、関連分野の専門家などによる評価委員会による書面・対面の評価が行われ、機関の能力(40点)、講座内容(60点)を総合して評価した。

選定された連続講座一覧

提供機関名

第4次産業革命の分野

講座コース名

講座数

ソウル科学技術大学 ロボット工学 アドバンスト・ロボティクス

ソウル大学 ビッグデータ、AI ビッグデータと人工知能

成均館大学 IoT、AI 4次産業革命のスマートカー

世宗サイバー大学/世宗大学/韓国情報保護学会/(株)NSHC ブロックチェーン ブロックチェーン

韓国科学技術院/SK(株) クラウド クラウドベースのソフトウェア・エンジニアリング

学位との関係

教育部は導入当初よりMOOCについて、学位や修了証を得ることよりも、生涯学習の観点としての学習が目的であるとしてきた。2018年5月に会員登録している者の年齢構成は20代(43%)、30代(15%)、40代(14%)、50代(9.7%)となっており、幅広い年代で利用されている。なお、単位取得について、開講講座のシラバスを参照すると、「講座を提供する大学の所属学生に限り、修了証明書を得た後に大学での試験を受験した場合は、特別単位を取得できる」旨の記載があり、現役学生を中心に単位授与が行われているようである。

※1 第4次産業革命とは、18世紀末以降の水力や蒸気機関による工場の機械化である第1次産業革命、20世紀初頭の分業に基づく電力を用いた大量生産である第2次産業革命、1970年代初頭からの電子工学や情報技術を用いた一層のオートメーション化である第3次産業革命に続く、IoT、ビッグデータ、AI等による技術革新のこと(出典:内閣府ウェブサイト)。

 

原典:韓国教育部(韓国語)

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