原典:英国高等教育政策研究所(The Higher Education Policy Institute)(英語)
英国高等教育政策研究所(The Higher Education Policy Institute)が、英国の第一学年および第二学年の大学生9,000人以上に対し、世論調査をおこない、今般、報告書「The academic experience of students at English universities – 2012 report」を発表した。
英国では、2012年9月から各大学の授業料が現行額の約3倍に増額される。本報告書では学生が高い授業料に見合った学術・研究指導を受けているかについての調査報告となっている。
調査項目として、授業時間(コンタクト時間)、自己学習時間、総合学習時間、指導グループの規模について、各調査結果が示されている。
主な内容は以下のとおり。
授業時間 | 週当たりの平均授業時間数 |
2006年=13.7時間、2007年=14.2時間、2012年=13.9時間 | |
自己学習時間 | 週平均 2006年=13.1時間、2007年=12.7時間、2012年=14.4時間 |
総合学習時間 | 週平均の合計学習時間(学生の授業出席時間と自己学習の時間の合計) |
2006年=26時間、2007年=25.5時間、2012年=27.2時間 | |
指導グループの規模 | 92年以降設立の大学では、学生及び専門カレッジの学生は、正規の教員から比較的少人数制による授業を受けているが、伝統的な大学(92年より前に設立)においては、学生は多くのケースで大学院学生によって授業を受ける傾向にある。 |