2017年6月14日、エストニアで、欧州各国の首脳らによる欧州における高等教育・訓練の協力枠組み、とりわけ2020年以降のエラスムス+プログラムの今後に係る会合が開催された。
各国首脳は、エラスムス+プログラムは欧州における教育、訓練及び若者世代を十分支援してきたと総括しつつ、次期のプログラムにおいてはより柔軟でわかりやすい内容にする必要があり、生涯学習の促進により配慮すべきであると結論づけた。また、今後のエラスムス+プログラムでは、小規模の組織や地方の学校、特別な支援が必要な学習者、及び社会経済的に弱い立場にある学習者の参加を促すべきであるとした。
なお、エラスムス+プログラムの実施主体である欧州委員会(EC)は、2017年2月28日から5月31日まで、当プログラムに関するパブリックコンサルテーションを実施しており、欧州大学協会(EUA)が2020年以降に開始する新たなエラスムス+プログラムの開発に向けた勧告を作成・発表している(本サイト2017年4月20日掲載記事)。
原典①:EU2017. EE
原典②:Republic of Estonia Ministry of Education and Research