第7回AIMSプログラム・レビューミーティング開催

原典:ベトナム農業国家大学(旧ハノイ農業大学)
参考:筑波大学

2014年5月8日から9日にかけて、AIMS(ASEAN International Mobility for Students Programmes)プログラム(NIAD-UE国際連携ウェブサイト)の第7回レビューミーティングが、フィリピンのマニラで開催された。

レビューミーティングについて

プログラムの現状把握や現実的な課題について検討するため、AIMS参加国の政策担当者、評価者およびプログラム参加大学の関係者が集まる定期会合を年2回開催。

第7回レビューミーティング
ホスト機関: フィリピン大学(フィリピン)

SEMEO RIHEDからは、AIMSプログラムの最新の進捗状況が提供され、加盟国政府の献身的な支援の増加や、多国間のプラットフォーム、柔軟性および包括性、地域の統合、指定の交流分野、メンバーの拡大を含めたAIMSプログラムの促進の可能性が強調された。

2013年にはAIMSプログラムが急速に拡大し、ASEANと日本から60の大学が参加することとなった。学生交流も670人となり、2012年の同時期と比較すると149%に達している。進捗状況報告においては、さらに、AIMSプログラムのキャパシティーの改善および今後の継続に向けて、不足している点、課題およびそれぞれの解決策を示した。

また、加盟国における教育省からは、それぞれ学生交流の進捗が報告され、各大学については、それぞれのプログラムおよび学生交流について議論・情報共有が行われた。

しかしながら、学生交流に係る新規の2国間/多国間協定については、プログラムの相違や単位互換制度、学事暦、言語および文化の障壁、予算の制約、受入国における生活費の高さなどが原因となり、協定締結数は予想どおりとはいかなかった模様である。

さらに、インドネシアのスリウィジャヤ大学(Sriwijaya University)およびセベラス・マレット大学(Sebelas Maret University)が2012年からAIMSの枠組みで行っている、ベトナムのハノイ農業大学(HUA・・現ベトナム農業国家大学)からの作物学(crop science)を学ぶ学生の受入について当該分野の留学生を増やすため、スリウィジャヤ大学と筑波大学が、共同研修や学生交流プログラムを実施する等を通じてハノイ農業大学からの学生を支援することに合意した。

なお、AIMSプログラムに参加している高等教育機関への訪問も行われ(フィリピン大学デリマン校、サントトーマス大学、デラサール大学、アテネオ・デ・マニラ大学)、それぞれの大学での紹介と参加者間の交流が行われた。

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