パンデミック下における約110か国・地域の後期中等教育資格試験の動向が一覧に

2022年6月、UK ENIC(※)は約110の国と地域における150以上の後期中等教育資格について、新型コロナウイルスによるパンデミック期間中(2020年~2022年)の試験実施状況や代替措置に関する調査結果をまとめた報告書(International Secondary Assessment during the COVID-19 Pandemic (2020-2022) A Quick Reference Guide)を公表した。
この報告書は、入試担当部署や資格評価者のほか、2020年から2022年の間に授与された後期中等教育資格試験等の動向について知りたい人々の情報源となるようまとめられた。

(※)ユネスコの高等教育の資格の承認に関する地域規約に基づくイギリスの国内情報センター(NIC)。資格評価業務や世界200か国以上の教育制度情報を会員に提供している。

UK ENICでは、2020年3月より新型コロナウイルス影響下での中等教育・高等教育段階の試験の実施状況を調査し、ECCTIS BLOGで発信を行っている。そのうち、特に後期中等教育段階の状況について2020年5月(The Effects of COVID-19 on International Secondary Assessment)、2021年3月(COVID-19: Guide to International Secondary Assessment in 2020)、2021年9月(The Effects of COVID-19 on International Secondary Assessment: Summer 2021 Update)に調査結果をまとめた報告書を公表しており、今回の最新版では過去の資料を補完しつつ、3年分の経過を一覧表で確認できる点が特徴的である。各年度のより詳細な情報は過去の報告書で確認することができる。

●報告書の構成

第1部

約110の国と地域ごとに、150以上の後期中等教育資格に関して最終試験の実施状況を5つの記号(試験実施済み/実施予定、試験延期、試験形態の変更、試験中止、その他の評価方法)を用いて示されている。詳細情報がある国は、国名をクリックすると第2部の詳細情報へリンクする作りになっている。

[表の見方]          

 5つの記号(実際の報告書の記号とは多少異なる)

(UK ENIC、International Secondary Assessment during the COVID-19 Pandemic (2020-2022) A Quick Reference Guide p.1を基にイメージを作成)

第2部

試験実施状況や成績評価方法についてパンデミック前との変化が記載されている。試験が延期された場合にはいつ実施されたか、成績評価方法に対して調整が行われた場合はその説明など、国ごとに該当する項目について記載がある。

原典①:UK ENIC
原典②:UK ENIC

【関連情報】パンデミックによる影響を扱った過去の動向記事

  1. 新型コロナウイルスがもたらした留学への影響―欧州地域に留学する学生へのアンケート結果から(本サイト2020/8/13投稿記事)
  2. コロナ禍での大学入学、試験範囲や入試方法の変更も:ヨーロッパ等54か国への調査(本サイト2020/9/24投稿記事)
  3. UNESCO等:新型コロナウイルス流行による教育動向調査に143ヶ国回答(本サイト2021/10/18投稿記事)
  4. 欧州等、コロナ禍での大学入学―出願要件や評価方法の変更も:54か国への調査(本サイト2022/2/14投稿記事)
  5. パンデミックから1年後の高等教育の実態を調査 – 世界の496大学等が回答(本サイト 2022/6/7 投稿記事)

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